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Plugins(プラグイン) まとめて配る

  • レッスン 9
  • 10分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • プラグインに同梱されうる部品(Skills・Agents・Hooks・MCPサーバーなど)とディレクトリ構成を説明できる
  • /plugin でのインストールとマーケットプレイス追加の使い分けができる
  • プラグインを入れる前に中身を確かめるべき理由と、Skillsとの違いを説明できる

一行でいうと

Skills・Agents・Hooks・MCPサーバー・Commandsなど、Claude Codeを拡張するいくつもの部品を、ひとつの単位にまとめてインストール・共有できるようにしたものです。


なぜ必要になったのか

ここまでのレッスンで、SkillsもhooksもMCPも、それぞれ別の仕組みとして見てきました。置き場所も違えば、配り方も違います。

チームで同じ環境を揃えたいとき、これは地味に手間です。誰かが作ったSkillのフォルダをコピーし、hooksの設定を別のファイルに書き、MCPサーバーの接続先をまた別の場所に書く。人数分、同じ手作業を繰り返すことになります。

プラグインは、これらをひとつの単位に畳みます。1回のインストールで、その中に入っている部品がまとめて届きます。中身は空でもいいし、SkillとHookとMCPサーバーを1つずつ同梱していてもいい。決まっているのは、複数の部品を、ひとつの配布単位として扱うという点だけです。


仕組み: 中身、置き場所、配り方

中に入れられるもの

Skills

SKILL.md形式の手順書。1技能ごとに1つ

Agents

別の頭に任せるサブエージェントの定義

Hooks

決まったタイミングで必ず走る処理

MCP servers

外部サービスへの接続

Commands

/名前で呼び出す短い指示

LSP servers・Output styles・Workflows

言語サーバー、出力スタイル、複数手順の自動実行も同梱できる

プラグインに同梱できる部品

フォルダの構成はシンプルです。マニフェスト(plugin.json)だけが .claude-plugin/ という専用フォルダに入ります。それ以外(skills/、commands/、agents/、hooks/hooks.json、.mcp.json など)は、すべてプラグインのルート直下に置きます。.claude-plugin/ の中に紛れ込ませると読まれません。

/plugin でできること

ターミナルで /plugin を実行するとパネルが開きます。プラグイン名を省略すると開くのはDiscoverタブで、Anthropic公式マーケットプレイスと、自分で追加した各マーケットプレイスのプラグインが並びます。1つ選ぶと、それが実際に何を追加するか(Will install)を確認してからインストールできます。Anthropic公式マーケットプレイスのプラグインに限っては、マーケットプレイス名を指定して開いた場合やMarketplacesタブから開いた場合に、どれだけ読み込みコストがかかるか(Context cost)の見積もりも確認できます(Discoverタブの一覧から開いた画面には出ません)。

Installedタブでは、入れたプラグインの有効化・無効化・更新・アンインストールをその場で行えます。

マーケットプレイスを追加する

自分でマーケットプレイスを足すときは、/plugin marketplace add に何を渡すかで決まります。

マーケットプレイスの追加
$/plugin marketplace add anthropics/claude-code

GitHubリポジトリは owner/repo で指定。#ref を付ければブランチやタグも選べる

追加したマーケットプレイスのプラグインは、もう一度 /plugin を開いたときのMarketplacesタブに並びます。そこから選んでインストールする手順は、最初に見たDiscoverタブのときと同じです。

同じ /plugin marketplace add に、GitHub以外のGitホストのURL、ローカルのディレクトリやファイルのパス、公開された marketplace.json のURLを渡すこともできます。

Anthropic公式マーケットプレイスは、対話型のターミナルセッションを初めて起動した時点で自動的に追加されます(管理者がmanaged設定でブロックしていない限り)。既定の名前は claude-plugins-official で、法務・金融・ライフサイエンスなど業界特化のティアも別名で用意されています。

チームで配る

組織全体にプラグインを強制インストールしたいときは、managed設定に extraKnownMarketplaces(マーケットプレイスの登録)と enabledPlugins(どれを入れて有効化するか)を組み合わせて書きます。

{
  "extraKnownMarketplaces": {
    "your-marketplace": {
      "source": { "source": "github", "repo": "your-org/your-marketplace" },
      "autoUpdate": true
    }
  },
  "enabledPlugins": {
    "code-formatter@your-marketplace": true
  }
}

対象を単一リポジトリの担当者だけに絞りたいときは、同じ2つのキーをそのリポジトリの .claude/settings.json に書けば足ります。全社への強制配布や、管理者が決める設定全般は、Claude Codeを組織に入れるのレッスンで扱います。


よくある誤解と罠

罠1: 中身を確かめずに入れる

プラグインを入れることは、他人が書いたコードを自分のマシンで実行することと同じ重さです。 公式もここははっきり書いています。

Make sure you trust a plugin before installing, updating, or using it. Anthropic does not control what MCP servers, files, or other software are included in plugins and cannot verify that they will work as intended or that they won't change. (プラグインをインストール・更新・使用する前に、必ず信頼できるか確かめてください。Anthropicはプラグインに含まれるMCPサーバー・ファイル・その他のソフトウェアを管理しておらず、意図通り動くか、後で変わらないかを検証できません。)

中に同梱されたhooksは、あなたの承認なしに決まったタイミングで走ります。MCPサーバーも、あなたのマシン上であなたの権限で外部とやり取りします。「便利そうだから入れる」で終わらせず、中に何が入っているかを見てから使う。ここは技術の問題ではなく、習慣の問題です。

罠2: Skillsとの違いを取り違える

Skillsは、1つの技能を教える1枚の手順書でした。プラグインは、それを含むかもしれない配布の単位です。

プラグインを1つ入れることと、Skillが1つ増えることは、同じではありません。 中に複数のSkillsと、Agentと、MCPサーバーがまとめて同梱されていることもあります。「軽いSkillを1つ足しただけ」のつもりが、実際にはMCPサーバーへの接続やhooksによる自動実行まで一緒に入ってくることがある。入れる前に、上のToolTableで見た部品のどれが同梱されているかを確認する価値があります。


使いどころ

  • チーム全員に、同じレビュー規約・通知フック・社内MCP接続をまとめて配る
  • 社内向けの共通ツールセット(Skill+Hook+MCPの組み合わせ)を、1回のインストールで全員に届ける
  • 会社として、許可したマーケットプレイス以外からはプラグインを入れられないよう絞る(組織の管理者向け)

今日のまとめ

3行で振り返ります。

  • プラグインは、Skills・Agents・Hooks・MCPサーバー・Commandsなどをひとつの単位にまとめて配る仕組み
  • /plugin でマーケットプレイスから探し、中身(Will install)を確認してから入れる
  • 中身を確かめずに入れない。SkillsとPluginsは別物で、Pluginは複数の部品を同梱しうる

次は、こうした部品が読み込まれる前提そのもの、CLAUDE.mdです。

SourceDOCUMENTATION
Plugins 公式ドキュメント

プラグインの仕組み、同梱できる部品、マーケットプレイスの追加方法。

Webcode.claude.com
code.claude.com/docs/en/plugins/overview
SourceDOCUMENTATION
Plugins のマニフェスト仕様

plugin.jsonの書式、ディレクトリ構成、各フィールドの意味。

Webcode.claude.com
code.claude.com/docs/en/plugins/manifest-reference
SourceDOCUMENTATION
Plugins のセキュリティ

信頼できるか確かめる基準、公式マーケットプレイスの一覧。

Webcode.claude.com
code.claude.com/docs/en/plugins/security

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