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図と画像:作れるもの、作れないもの、使ってはいけないもの

AIに作らせられる図と、そうでない画像。ネットの画像や生成した画像を使うときに、確かめることを見ます。

スライドの3枚目に、補助金の申し込みの流れを図で入れたくなりました。ネットで探すと、ちょうどいい図が見つかりました。そのまま貼ろうとして、手が止まりました。これ、使っていいのだろうか。

Step 1:図は、文字から作らせる

申し込みの流れ、表、グラフ、組織の関係。こうした図は、エージェントに作らせることができます。

補助金の申し込みの流れを、左から右へ流れる図にして。
順番は、申請、審査、交付決定、事業、報告、支払い。
renshu/勉強会/スライド.html の3枚目に入れて。

AIは、こうした図を、絵筆で描くのではありません。「ここに四角、その右に矢印」のように、図の形を文字で書いた指示(コードと呼びます)を作り、ブラウザがそれを図にします。だから、中の言葉を直したり、順番を入れ替えたりするのも、日本語で頼めば済みます。第3章のグラフも同じ仕組みでした。

Step 2:写真のような画像は、別のAIの仕事

一方で、写真のような画像や、手描きのようなイラストは、Claude には描けません。Claude が作れるのは、文章と、図の形を書いた文字までです。写真やイラストを作るのは、画像を作ることに特化した、別のAIの仕事です。

画像のAIの使い方は、この本では扱いません。使うときは、会社で使ってよいと決まっているものを使います。

このように、文章や画像をAIが新しく作ることを、生成と呼びます。画像の生成は便利ですが、次の Step の確かめが要ります。

Step 3:使う前に、権利を確かめる

スライドに入れる前に確かめること

ネットで見つけた図や画像

作った人の権利がある。使ってよい条件(利用規約、引用の条件)を満たすか分からないまま貼らない

自分で作らせた図、生成した画像

図は自分で作らせれば、中身も直せる。生成した画像も、既存の作品に似すぎていないか、会社のルールで使ってよいかを確かめてから使う

ネットで見つけた図は、作った人に権利があります。使ってよい条件はページごとに違うので、利用規約を読むか、自分で作らせた図に置き換えます。

生成した画像にも注意が要ります。生成AIと著作権の関係については、文化庁の審議会が、2024年3月に「AIと著作権に関する考え方について」をまとめ、文化庁のページで公開しています(文化庁「AIと著作権について」)。既存の作品に似ていて、それをもとに作ったと言える場合は、問題になりうる、という整理です。特定の作品やキャラクターに似せた画像は作らせない、と決めておくのが安全です。

ここが核心

図はネットから借りるのではなく自分で作らせ、借りる画像や生成した画像は、権利を確かめてから使う。

注意

ただし、この回は法律の助言ではない

権利の判断は、使う場面(社内か、社外か、商品に使うか)で変わります。社外に出す資料や、お金が絡む使い方では、会社の担当者や専門家に確かめてください。

セルフチェック

1. 勉強会のスライドに、申し込みの流れの図を入れたいとき、この回のすすめに合っているのはどれですか?

今日のまとめ

  • 図(流れ・表・グラフ)は、エージェントに文字から作らせる
  • 写真やイラストは、Claude には描けない。画像を生成する別のAIの仕事
  • ネットの画像も生成した画像も、使う前に権利と会社のルールを確かめる

これで第4章は終わりです。

次の問い:資料を全部渡せば、AIは正しく答える?

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