前の回で、毎回の前置きを3つに分けました。この回では、その中の2つ、できあがりの形と書き方の決まりを、AIに書き残させます。使うのは、デスクトップアプリの「Code」です。
Step 1:決まりを、AIに伝える
第1部で作った renshu/週報 を使います。決める約束は3つです。
- 週報の見出しは「今週の数字」「よかったこと」「気になること」「来週やること」の順
- 日付は「10月3日」のように、月と日で書く
- 支店名は「新宿店」のように、「店」で書く
日付の書き方は、ここで好きに決めて構いません。大事なのは、決まりが1つに定まっていることです。
Step 2:「CLAUDE.md に書き足して」と頼む
頼み方は、こうです。
この約束を、CLAUDE.md に書き足して。
・renshu/週報 の報告は、見出しを「今週の数字」「よかったこと」「気になること」「来週やること」の順にする
・日付は「10月3日」のように、月と日で書く
・支店名は「新宿店」のように「店」で書く
AIは、約束をファイルに書き込みます。このファイルの名前は CLAUDE.md です。ここで見るのは名前だけで、中身を自分で開く必要はありません。ただの「覚えておいて」では、AIの別のメモに入ることがあります。約束として残したいときは、ファイルの名前まで言って頼みます。約束は、いま開いているフォルダ(renshu)の中で効きます。
AIが何かをする前に確認してきたら、何をしようとしているかを1行読みます。よければ許可します。分からなければ「それは何のため?」と聞きます。
Step 3:読み上げさせて、確かめる
書き終えたと言われても、そこで終わりにしません。何が書かれたかを、AIに読み上げさせます。
いま書いてある約束を、読み上げて
読み上げられた文を、自分の頭の中の決まりと見比べます。見る所は3つです。
- 見出しの順が、決めたとおりか
- 日付と「新宿店」の決まりが、入っているか
- 頼んでいない約束が、勝手に増えていないか
違う所は、言葉で直させます。
2つ目の約束を直して。日付は「10月3日」で、「3日」だけにはしない
約束を残す流れ
決まりを伝える
「この約束を、CLAUDE.md に書き足して」と、3つを箇条書きで
残させる
AIが約束の置き場に書く。確認されたら、1行読んでから答える
読み上げさせる
「いま書いてある約束を、読み上げて」。決めた3つと見比べる
違う所を言葉で直す
「2つ目を直して。日付は『10月3日』で」
ここが核心
同じことを口で言い続けるのではなく、書き残させて、読み上げさせて確かめる。
注意
約束は、少なく絞ると効きやすくなります
約束が増えると、読まれても埋もれます。食い違う約束があれば、なおさらです。残すのは、毎回同じで、守られないと困る決まりだけにしておくと、効きやすくなります。
セルフチェック
1. 「この約束を、CLAUDE.md に書き足して」と頼んだあと、AIから「書きました」と返ってきました。次にすることは何ですか?
今日のまとめ
- 決まりを箇条書きで伝え、「この約束を、CLAUDE.md に書き足して」と頼む
- 書き終えたら「いま書いてある約束を、読み上げて」で確かめる
- 違う所は、作り直さず、言葉で1つずつ直す
約束は、残すだけでなく、使われているかを見て育てていきます。
次は、新しい会話で、本当に約束が読まれているかを試してみよう。約束を読み返し、育てる