約束を残しても、使われているかどうかは別の話です。新しい会話で、前置きなしに頼んで、試します。
Step 1:新しい会話で、前置きなしに頼む
renshu を開いたまま新しい会話を始めて(始め方は付録)、前置きを書かずに頼みます。別のフォルダで始めると、約束は読まれません。
renshu/売上/今週.csv をもとに、今週の報告を作って
返ってきた報告を、3つの決まりと見比べます。見出しの順、日付の書き方、「新宿店」の書き方です。
全部合っていれば、約束は読まれています。ここで確認する価値があるのは、その先です。
Step 2:守られなかった所は、2回目で書き足す
どれかが外れていることがあります。たとえば、日付が「3日」だけになっている。
そのときは、報告を直す前に、約束を直します。
日付の書き方が、約束と違っていた。いま書いてある約束を読み上げて、足りない所があれば直して
AIが読み上げた約束を見て、理由が見えることがあります。「日付は月と日で」とは書いてあっても、例が無かった。そんなときは、例を足させます。
日付の約束に、「10月3日」という例を1つ足して
同じ間違いが2回目に起きたら足す、くらいの頻度が、ちょうどいいです。1回起きただけで、約束を増やし続ける必要はありません。
Step 3:ときどき、約束を点検する
約束は、足すだけでは育ちません。数か月たつと、古くなったものや、食い違うものが混ざります。ときどき、こう頼みます。
いま書いてある約束の中に、食い違うものや、古くなったものがないか見て。直す前に、一覧で教えて
「直す前に」と付けるのは、AIが勝手に消さないためです。一覧を読んで、消すもの、残すものを自分で決めます。
確認されたら、何をしようとしているかを1行読んでから答えます。
約束の育て方
その場は直るが、次の会話でまた同じ間違いが起きる。直す手間が、毎週残る
原因の約束が直る。次の会話から、同じ間違いが減る
ここが核心
一度書いて終わりにするのではなく、読み返して、間違いが起きた所を育てる。
注意
外せない決まりは、報告を自分の目でも見ます
約束は「読んで従おうとする」ものです。どうしても外せない決まりは、約束だけに頼らず、出てきた報告を毎回自分の目で見ると安心です。止まる仕組みの作り方は、第11章で扱います。
セルフチェック
1. 新しい会話で週報を頼んだら、また「新宿支店」と書かれていました。約束には「新宿店と書く」と入っています。まずどうしますか?
今日のまとめ
- 約束は、新しい会話で前置きなしに頼んで、読まれているかを試す
- 守られなかったら、報告より先に約束を読み上げさせて、足りない所を足す
- ときどき、食い違うものや古いものを、一覧で出させて自分で決める
道具箱には、「いつもの約束を残して、育てた」と1行足せます。残した約束の数ではなく、毎回の前置きが何行減ったかを書いておくと、効き目が見えます。
次は、約束にできない「やり方そのもの」を、選んで呼び出せる形にしてみよう。手順書にする仕事を選ぶ