前の回の調べものが、renshu/勉強会/テーマ調べ.md にまとまりました。3つの方向とも、きれいに埋まっています。
でも、全部が本当に返ってきたのかは、見ただけでは分かりません。返ってこなかった方向があっても、AIが他の方向の話から、それらしく埋めてしまうことがあるからです。
見えないのは、埋められた所です。そこで、あらかじめ頼んでおきます。返ってこなかった所は、埋めずに「未確認」と書いてほしい、と。今回は、わざと1つの方向を読めない形にして、試します。
Step 1:空欄も、作り話も、困る
3つに分けて頼むと、方向によっては、結果が返ってこなかったり、読めない資料があったりします。このとき困るのは、次の2つです。
- 空欄のまま、気づかれない
- もっともらしい話で埋められて、確かめられた話と区別がつかない
第3章で、確かめていないことは「未確認」と書く、と決めました。同じ言葉を、ここでも使います。確かめていない、または返ってこなかったもの、それが未確認です。
Step 2:先に頼んでおく
頼むときに、1行足します。今回は、「現場の困りごと」の方向に、まだ置いていないファイルを指定します。
renshu/勉強会/テーマ調べ.md を作り直して。
「現場の困りごと」の方向は、renshu/勉強会/現場の声.txt を読んでまとめて。このファイルは、まだ置いていない。
3つの方向のうち、返ってこなかったもの、読めなかった資料は、埋めずに「未確認」と書いて。
最後に、未確認の一覧を付けて。
確認されたら、何をしようとしているかを1行読んでから答えます。
できあがったら、まず末尾の「未確認の一覧」を読みます。ここが「なし」なら、本当に全部返ってきたかを、方向ごとに1つずつ聞きます。
3つの方向それぞれで、返ってきたものと、返ってこなかったものを教えて
返ってこなかった方向があるとき
他の方向の話から、それらしい文が書かれる。一見きれいで、読んでも欠けていることに気づけない
その方向の欄に「未確認:返ってきませんでした」とある。一覧に出るので、どこを頼み直せばよいかが分かる
Step 3:未確認の所だけ、頼み直す
未確認が見つかったら、全部をやり直す必要はありません。その方向だけを、もう一度頼みます。
先に、読めなかった資料を用意します。
renshu/勉強会/現場の声.txt を作って。「資料の置き場所が分からない」「会議が長い」など、架空の困りごとを5行書いて
そのうえで、その方向だけを頼み直します。
「現場の困りごと」だけ、もう一度調べて。ほかの方向は変えないで。結果は、同じファイルのその欄に入れて。
直したあと、その欄が「未確認」から結果に変わったかを見ます。ほかの方向が変わっていないかも、見ます。
ここが核心
空欄を埋めさせるのではなく、返ってこなかった所を「未確認」と書かせる。
注意
人に伝える結果は、根拠を1つ開いてから
AIが「未確認はありません」と書いても、見落としている可能性は残ります。人に伝える結果は、未確認の一覧だけでなく、根拠の場所も自分で1つ開いてみると安心です。
セルフチェック
1. 3つの方向のうち、1つが返ってきませんでした。結果の文書では、その方向の欄が他の方向と同じくらい埋まっています。どう考えますか?
今日のまとめ
- 返ってこなかった所は、空欄にも作り話にもせず「未確認」と書かせる
- 末尾の「未確認の一覧」を、まず読む
- 未確認の方向だけ、頼み直す
道具箱に、「大きな調べものを3つに分けて任せ、未確認も書かせた」を1行足せます。使った頼み方も、一緒に残しておきましょう。
次は、注意したのに同じ失敗が出てくる、という場面から入ってみよう。注意書きは、読み飛ばされる