頼まれごと帳は、紙でもできます。ただ、紙は同僚と同じ時に見られません。メモやメールに散らばると、どれが最新か分からなくなります。
そこで、帳面を画面にします。リンクを開くと、欄が並んでいて、書いて、保存できる。この、開いて使えるものを、この本では画面と呼びます。
この回は、チャットのClaudeで作ります。「Code」ではなく、ふだんのチャットの画面を開いて始めます(切り替え方は付録)。
Step 1:欄と動きを、日本語で頼む
画面を作らせるときも、これまでと同じです。何を作るのか、誰が使うのか、確かめ方を、日本語で頼みます。
同僚から来る頼まれごとを書き留める画面を作って。欄は、日付、誰から、何を、期限、状態(未着手、進行中、済)。新しく書き足せて、状態をボタンで切り替えられるように。中身は、練習用の架空の5件を入れて
最後の一文が大事です。最初から、本物の同僚の名前や、実際の依頼を入れさせません。練習用の架空のデータで、動きを確かめます。
AIが何かをする前に確認してきたら、何をしようとしているかを1行読みます。よければ許可します。分からなければ「それは何のため?」と聞きます。
Step 2:自分で触って、動きを確かめる
画面ができたら、読むのではなく、触ります。
- 新しい頼まれごとを1件、書き足してみる
- 状態のボタンを押して、「未着手」が「済」に変わるか見る
- 期限の欄に、変な日付を入れてみる
- 画面を閉じて、また開いて、書いたものが残っているか見る
おかしい所は、見たままを伝えます。「期限が空のまま保存できてしまう。空なら、保存できないようにして」。直し方は、第2章で身につけたとおりです。
Step 3:データを、自分だけのものにするか、皆で共有するかを決める
チャットで作る画面は、データを保存しておけます。公式ヘルプの説明では、保存のしかたは2つです。
- 自分用の保存:使う人が、それぞれ自分のデータだけを持つ
- 共有の保存:使う人みんなが、同じデータを見て、書く
どちらにするかは、作った人が決めます。頼まれごと帳は、同僚と一緒に見たいので、共有です。
このデータは、使う人みんなで同じものを見られる共有にして。どの部分を共有にして、どの部分を各自のものにしたか、最後に教えて
返ってきた答えを読んで、自分の考えと合っているか確かめます。保存の上限は1つの画面につき20MBで、文字だけです。写真や書類そのものは入れられない、と考えます。
頼まれごと帳を画面にする流れ
欄と動きを頼む
「欄は、日付、誰から、何を、期限、状態。中身は練習用の架空の5件で」
触って確かめる
書き足す。状態を切り替える。変な日付を入れる。閉じて開き直す
見たままを伝えて直させる
「期限が空でも保存できてしまう。空なら保存できないようにして」
保存のしかたを決める
「みんなで同じものを見られる共有にして。何を共有にしたか教えて」
ここが核心
作り方を説明してもらうのではなく、触れる画面にして、自分で触って確かめる。
読んで分かった気になるより、押してみるほうが、おかしい所に早く気づけます。
注意
共有の保存に入れる前に、中身を確かめましょう
共有にしたデータは、リンクを開いた人から見えます。本物の同僚の名前や、社内の細かい依頼は、この段階では入れないでおきます。何かを入れる前に、その画面が共有の保存を使っているかを確かめると安心です。
セルフチェック
1. 頼まれごと帳の画面を作らせるとき、最初に入れるデータとして合っているのはどれですか?
今日のまとめ
- 欄と動きを日本語で頼み、中身は練習用の架空のデータにする
- 読まずに、自分で触って確かめる。おかしい所は、見たままを伝えて直させる
- 保存を、自分用にするか共有にするかを、作った人が決める
次は、同僚に触ってもらって、迷った所を直してみよう。同僚に触ってもらうには?