表ができました。受けた人は、自分が受けた件だけ見られる。ところで、この画面は、いま開いた人が「誰」なのかを、どうやって知るのでしょうか。
名前を入力してもらうだけでは、他人の名前を打てば、その人になりすませます。誰が来たかを確かめる入口が、別に要ります。
Step 1:入口の作り方を、AIに選択肢で出させる
誰が来たかを確かめて、その人に見える範囲を決める入口を、これをログインと呼びます。
入口の作り方は、いくつかあります。ここでも、選択肢の説明をAIにさせます。
頼まれごと帳に、ログインを付けたい。作り方の選択肢を出して。
自分たちで一から作る方法と、既にある仕組みを使う方法を比べて、
それぞれ、私たちが背負うものが何かを、専門用語を使わずに説明して。
どれを選ぶかは、私が決めるから、おすすめは最後に理由つきで1つだけ言って
返ってくる説明には、たとえばこんな違いが書かれているはずです。
- 一から作る:合い言葉を預かって守る仕事を、自分たちが背負う
- 既にある仕組みを使う:メールで届くリンクから入る、会社などのアカウントで入る、など。守る仕事の多くは、仕組みの側が担う
AIには、「私が背負うものは、ほかにある?」「この仕組みを使うと、費用は?」と続けて聞けます。決めるのは人です。
Step 2:選んだら、さきほどの表と照らす
入口を選んだら、前の回の表と並べます。
選んだ入口で、前の表の4つの立場(頼んだ人、受けた人、管理する人、ログインしていない人)を、それぞれどう見分けるか、説明して
「ログインしていない人」が、ちゃんと別の立場として扱われる説明になっているかを、読んで確かめます。
AIが何かをする前に確認してきたら、何をしようとしているかを1行読みます。よければ許可します。分からなければ「それは何のため?」と聞きます。
ログインの作り方
合い言葉の預かり方を、自分たちで考えて守ることになる。守り方が足りないと、漏れたときの責任も自分たちにある
「メールで届くリンク」などから、使う人に合うものを選ぶ。AIが付け方を担当し、人は使う人に合うかを見る
Step 3:選んだ仕組みで、ログインを付けさせる
選んだら、実際に付けてもらいます。「Code」で、こう頼みます。
選んだ仕組みで、頼まれごと帳にログインを付けて。付け終わったら、何を変えたかを一覧にして
付けてもらったら、返ってきた一覧を読みます。頼んでいない所まで変わっていないかを見て、変わっていれば「ここは元に戻して」と言葉で伝えます。アカウントを作る所など、あなたがやる手順が出てきたら、1つずつ教えてもらいます。
ここが核心
ログインを自分たちで作るのではなく、出来合いの仕組みから、人が選ぶ。
第12章で、Claudeのチャットで作った共有の画面は、見る人がClaudeのアカウントでサインインして使う、と見ました。この章は、それとは別に、チームの外の人に使ってもらう画面の話です。
注意
ログインを付けたら、見える範囲も確かめる
ログインで分かるのは、誰が来たかまでです。その人に何を見せるかは、前の回の表で、人が決めたことです。付けたあとに、表のとおりになっているかを確かめてください。
セルフチェック
1. チームの外の人が使う画面にログインを付けるとき、AIにどう頼みますか?
今日のまとめ
- 言葉:誰が来たかを確かめる入口が、ログイン
- 選び方:出来合いの仕組みと一から作る方法を比べさせ、背負うものを説明させる
- 確かめ方:選んだ入口が、前の表の立場を見分けられるか、説明を読む
- 付ける:選んだ仕組みで付けさせ、変えた所の一覧を読む
次は、画面を別の人として開いて、表のとおりか確かめてみよう。別の人の立場で、開いてみる
参考
- Claude Help Center「Publishing and sharing artifacts」(チャットで作った共有の画面は、見る人がClaudeのアカウントを使う)
- Claude Code Docs「Artifacts」(共有の画面そのものには、見る人を確かめる仕組みがない)