別の人として開く試しを終えました。練習用の4人では、表のとおりでした。さあ、本物の同僚と、本物の依頼を入れよう、と思います。
ここで一気に入れると、もし見えてはいけないものが見えていた場合、本物の情報がもう見えてしまっています。取り消しに手間がかかります。
Step 1:練習用で、最後まで通す
第3章で、練習用のデータで先に試しました。頼まれごと帳でも同じです。本物に移す前に、練習用の4人で、最初から最後まで通します。
練習用の4人で、次を順に通して。
依頼を入れる、受ける、状態を変える、終わりにする。
それぞれの場面で、4人に何が見えたかを、表のとおりか確かめて報告して
報告を読み、表と食い違う所が1つもなくなってから、次へ進みます。
Step 2:控えを取って、本物は少しだけ
練習用で通ったら、本物を入れます。ただし、全員分を一度に入れません。まず控えを取ります。
作業の前に、renshu/頼まれごと帳 をまるごとコピーして、renshu の中に「本物を入れる前の控え」という名前で置いて。控えには触らないで
控えを取ったら、本物の人を1人だけ入れます。たとえば、自分のよく知っている同僚1人です。その人として開いて、見えるものが表のとおりか、確かめます。
何かおかしければ、「本物を入れる前の控えのとおりに戻して」と頼みます。戻したあと、「本物を入れる前の控えと今のフォルダを比べて、違う所を一覧にして」で、元どおりになったかを確かめます。
Step 3:問題がなければ、少しずつ増やす
1人で問題がなければ、数人に増やします。もう一度、その数人として開きます。本物の情報は、人数を増やすたびに確かめながら入れていきます。
入れる情報も、必要なものだけです。名前と、依頼の内容と、期限があれば足りるなら、ほかの情報は聞かずに済ませます。
本物に移すまでの流れ
練習用で、最後まで通す
練習用の4人で、依頼から終わりまで。表と食い違いがなくなるまで
控えを取る
「頼まれごと帳のフォルダをまるごとコピーして、『本物を入れる前の控え』として置いて」
本物は1人だけ入れる
その人として開いて、見えるものが表のとおりか見る。おかしければ、本物を入れる前の控えのとおりに戻す
少しずつ増やす
数人に増やすたびに、増やした人として開いて確かめる
ここが核心
いきなり本物を入れるのではなく、練習用で全員分を通してから、本物を少しずつ入れる。
注意
本物を入れたあとの控えは、置き場所に気をつける
本物の人の情報が入ったあとの控えには、その情報も含まれます。控えを置く場所にも、見られてよい人だけが入れるようにします。使わなくなった控えは、人が確かめてから消します。
セルフチェック
1. 練習用の4人で、表のとおりに動くことが確かめられました。次はどうしますか?
今日のまとめ
- 通す:練習用の4人で、依頼から終わりまでを通す
- 取る:本物を入れる前に、「本物を入れる前の控え」を取る
- 増やす:本物は1人から。増やすたびに、その人として開いて確かめる
これで第15章は終わりです。道具箱に、「誰が何を見られるかの表を作り、別の人の立場で確かめた」を1行足しましょう。
次は、画面の中身(AIが画面を作るために書いたもの)に、鍵や個人の情報が混ざっていないかを、AIと一緒に見てみよう。鍵は、外に出さない
参考
- Claude Code Docs「Security」(提案された内容の安全は、使う人が確かめる)