第3部では、頼まれごと帳を、チームの外の人が使える画面にしました。1枚の計画にして、動くものを触り、誰が何を見られるかを決め、出す前に点検して、公開して、直して、また出しました。
ここまでで、いちばん大きな変化があります。間違いが、自分のパソコンの中に収まらなくなったことです。外に出たものは、取り戻せないことがあります。
そこで、第16章の点検を、1回きりでなく、公開のたびに通る型にします。これが、第3部の安全ゲートです。
Step 1:出す前に、止まる
出す前に通る確認は、4つです。この回も「Code」で行います。
1つ目は、控えです。作業の前に、フォルダの控えを取ったか。
2つ目は、点検の項目です。AIに「公開の前に確かめる項目を挙げて、1つずつ結果を報告して」と頼み、「確かめた」と「確かめられなかった」が分かれて返ってきたか。
3つ目は、人が決めることです。個人の情報の扱いと、規約や会社のルールは、AIの答えでなく、自分か、決める権限のある人が決めたか。
4つ目は、別の人の立場です。ログインして、見えてはいけないものが見えないことを、別の人として開いて、自分の目で確かめたか。
Step 2:出したあとにも、止まる
出したあとにも、2つあります。
5つ目は、URLを開くことです。AIの「公開しました」でなく、自分でURLを開いて、チームの外の人と同じ見え方を確かめたか。AIの点検は、手元の中身を見るもので、公開されたあとの画面そのものは見ません。ここは、人が確かめます。
6つ目は、戻る道です。うまくいかなかったときに、控えのとおりに戻して、また出せる状態か。
Step 3:1枚のチェックリストにする
この6つを、1枚にまとめて、道具箱の一番上、第1部の安全ゲートの隣に貼ります。
第3部の安全ゲート(チェックリスト)
出す前
作業の前に、控えを取った
出す前
点検の項目を出させ、「確かめた」と「確かめられなかった」を分けて読んだ
出す前
個人の情報と規約は、人が決めた
出す前
別の人の立場で開き、見えてはいけないものが見えないことを確かめた
出したあと
自分でURLを開き、チームの外の人と同じ見え方を確かめた
出したあと
控えのとおりに戻して、また出せる
公開のたび、直したときも、この6つを上から読みます。毎回同じ順で読むと、見落としが減ります。
ここが核心
気をつけて出すのではなく、同じ6つを、出すたびに通る。
注意
チェックリストが埋まっても、引っかかったら人に聞く
6つがすべて埋まっていても、想定していなかった危なさが残ることがあります。少しでも引っかかったら、出さずに人に聞きます。
セルフチェック
1. 直した版を公開する前に、AIの点検が「問題ありません」と返してきました。次に、いちばん先にすることはどれですか?
今日のまとめ
- 出す前:控え、点検の項目、人が決めること、別の人の立場
- 出したあと:自分でURLを開く、戻る道
- 毎回:同じ6つを、同じ順に通る
これで第3部「公開する」は終わりです。次は、書くのはAIで、人は何をするのかを、もう一度言葉にしてみよう。
参考
- Claude Code Docs「Security」: https://code.claude.com/docs/en/security
- Claude Code Docs「Security guidance」: https://code.claude.com/docs/en/security-guidance