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第14章 教材を量産する

一度の設計を、何度も使う。世界観を保ったまま、教材を量産するパイプライン。

まず結論:一度の設計を、何度も使う

専門職には、「人に教える」「人に見せる」場面が多い。講演、研修、資料、図解。私の場合は、セミナーのスライド、講座のレッスン、記事の図。

これを毎回ゼロから作っていたら、いくら時間があっても足りない。コツは、一度の設計を、型にして何度も使うこと。

パイプラインにする

私は、繰り返す制作物を「パイプライン(流れ作業の型)」にしている。

たとえばスライドなら、土台の構成、配色、文字の置き方を、一度きっちり設計する。次からは、中身を差し替えるだけで、同じ品質のものが出てくる。図解も同じ。一度「この線の太さ、この色、この余白」と決めれば、あとは量産できる。

毎回ゼロから「どう作ろう」と悩まない。悩むのは、最初の一回だけ。設計は一度、適用は何度でも

世界観を保ったまま、量を出す

量産で怖いのは、数を出すうちに、見た目がバラバラになることだ。一枚ごとに雰囲気が違うと、安っぽく見える。

だから、型には「世界観」を埋め込んでおく。色も、文字も、余白も、決めて固定する。すると、誰が見ても「これはあの人のものだ」と分かる統一感が、量を出しても崩れない。

速く、たくさん、しかもブレない。これは、型を持っているからできることだ。

例:テーマを決めて、流す

私は、季節やテーマごとに「型」を用意している。夏の記事はこの世界観、特別号はこの世界観、というふうに。

新しいものを作るときは、テーマに合う型を選び、中身を流し込む。一枚ずつデザインを考えていた頃とは、速さも、仕上がりの安定感も、まるで違う。

持ち帰り

  • 繰り返し作っている制作物を一つ選ぶ(資料、図、スライドなど)
  • その「型」を一度だけ、きっちり設計する(構成・色・配置)
  • 次からは、中身を差し替えるだけにする。世界観は、型に固定しておく

ここまでが第3部。プロダクト、文章、検証、教材。あなたのOSで、実際に「作れる」ものを見てきた。

次の第4部は、作ったものを束ねて「会社として回す」話に上がる。優先順位、お金、そして手放さない判断。経営の番だ。