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GitHubに上げる
レッスン 13 / 15|14分で読めます

GitHubに上げる

自分のアプリをネット上の保管庫に置く。commit と push の正体と、Vercel公開への準備。

第12回までで、Claude Codeで作ったアプリが、自分のパソコンの中で動く状態まで来ました。 ここまでは、自分専用の道具です。

第5段は、いよいよ「世に出す」フェーズ。 第13回(今日)と第14回の2回で、家族や同僚にURLで送れる状態に持っていきます。

今日のゴールは、自分のパソコンにあるアプリを、GitHubというネット上の保管庫に上げるところまで。

なぜ、GitHubに上げるのか

家族にURLを送りたいなら、最終的にはVercel(次回扱います)が公開先になります。 でもVercelは「GitHubのこの場所を見て、公開してね」という頼み方をします。 だから、最初にGitHubにアプリを置く必要があります。

GitHubは、第4回で出てきた「ポケモンHOME」のような存在。 自分のセーブデータを、ネット上のクラウドに預けておける場所です。

役割は3つ、改めて思い出します。

  • パソコンが壊れてもデータが残る
  • 家族や仲間と進捗を合わせられる
  • Vercelのような公開サービスが「ここを見て」と参照する場所になる
PC → GitHub → Vercel → 家族のスマホ までのデータフロー全体図
アプリが家族のスマホに届くまでの全行程。今日は最初の矢印(PC → GitHub)を扱います。

今日は、3つ目の準備です。

ステップ1 GitHubのアカウントを作る

ブラウザで github.com を開きます。 「Sign up」から、メールアドレスでアカウントを作ります。 所要時間3分。

github.com のサインアップページ。メールアドレス・パスワード・ユーザー名の入力欄、Continue ボタン
メアド入力 → パスワード → ユーザー名で完了。

ユーザー名は、後で公開URLに使われることがあるので、シンプルなものを選びます。 私は、自分の名前のローマ字で取りました。

ユーザー名選びの良い例(kenokamoto)と避けたい例(KEN_okamoto2026!!!)の比較
後で公開URLに使われるので、シンプルに。

ステップ2 アプリをGitHubにアップする

ここはClaude Codeに頼みます。 ターミナルで、第12回のフォルダにいる状態で、こう話しかけます。

このフォルダの中身を、GitHubに新しいリポジトリとして公開したいです。 リポジトリ名は「my-first-vibe-app」、公開設定はpublicにします。 必要な手順を、ひとつずつ教えてください。 Gitのインストールが必要なら、それも一緒に。

Claude Code に GitHub 公開依頼を送信→Claudeが手順を順次実行している画面
リポジトリ作成・git config・SSH鍵まで、Claude Code が対話形式で全部進めてくれます。

「リポジトリ」というのは、GitHub上で1つのプロジェクトを置いておく箱のこと。 本でいうところの1冊、と思ってもらえれば近いです。

「public」というのは、誰でも見られる公開設定のこと。 逆に「private」は自分だけが見られる設定です。 今日は、次回のVercel公開のために、publicにしておきます。

Claude Codeが、GitHubの設定方法を順番に教えてくれます。 途中で「git config に名前を入れて」「ssh鍵を作って」のような専門用語が出てきますが、全部Claude Codeに「やって」と頼めばOKです。

ターミナルで git config・ssh-keygen を実行 → 公開鍵を GitHub Settings に登録する手順を Claude Code が指示
git config・SSH鍵生成・登録、対話形式で全部終わります。

無事にアップできると、github.com/あなたのユーザー名/my-first-vibe-app のようなURLでアクセスできるようになります。

commit と push、ふたつの動詞

Claude Codeに「commitしてpushして」と頼んだとき、裏で起きていることを軽く見ておきます。

git status で変更を確認し、git add で選び、git commit で記録する実画面です。

commit(コミット)は、変更内容に短いメモを書いて記録する操作。 私のイメージは、本のしおりに「ここで何を変えたか」を書き込んで挟む作業。

ターミナルで git status --short を実行し、index.html が未記録の変更として表示されている画面
最初は `?? index.html`。まだGitに記録されていない新しいファイルです。
ターミナルで git add index.html を実行し、git status --short で A index.html と表示されている画面
`git add` すると、記録したいファイルとして選ばれます。
ターミナルで git commit を実行し、1 file changed と create mode index.html が表示されている画面
`git commit` で、変更に名前を付けてセーブします。

push(プッシュ)は、第4回でも触れた、自分の手元の進捗を、HOM(GitHub)に送る作業。 日本語だと「上げる」「反映する」が近いです。

commit(しおりを挟む)と push(しおり付きの本をクラウドに送る)のメタファー対比図
commit はしおり、push は送り。役割が違います。

順番は、commit → push。 記録してから、送る、という流れです。

ローカル → コミット済み → GitHub の3状態フロー。commit → push の順序図
必ず commit してから push。順番が逆だと動きません。

これも、Claude Codeに「commitしてpushして」と頼めば、全部やってくれます。 最初は、流れだけ知っていれば十分です。

上げたあと、GitHubで確認する

ブラウザで、自分のリポジトリのURL(github.com/ユーザー名/my-first-vibe-app)を開きます。 さっきまでパソコンの中だけにあった index.html、style.css、script.js が、ネット上に並んでいるはずです。

GitHub のリポジトリ画面。my-first-vibe-app の3ファイル(index.html・style.css・script.js)がコミット履歴付きで並んでいる
ネット上に、自分のアプリの保管庫が完成しました。

これで、第14回でVercelに繋ぐ準備が整いました。

詰まったら

GitHubの初期設定は、誰もが一度はつまずくポイントです。 よくある詰まりは、こんなところ。

  • gitがインストールされていない(Macなら command line tools の追加が必要)
  • 認証情報の設定(git config user.name、user.email)が未入力
  • ssh鍵の作成と、GitHub側への登録
GitHub 初期設定の典型エラー3パターン(git未インストール/config未設定/SSH鍵未登録)と対処法カード
このカードをスクショして、いつでも参照できるように。

全部、Claude Codeに「以下のエラーが出ました。手順を教えてください」と貼って聞けば抜けられます。

エラーメッセージは、第7回で書いた通り、隠さずそのまま渡すのがコツです。

今日のまとめ

3行で振り返ります。

  • GitHubは、自分のアプリをネット上に置く保管庫
  • アカウント作成 → リポジトリ作成 → push、の3ステップ
  • 詰まったら、エラーメッセージをそのままClaude Codeに貼る

次回予告

第14回で、ついに「公開」です。 GitHubに上げたアプリを、Vercelというサービスに繋いで、世界中のどこからでもURLでアクセスできる状態にします。 所要時間は、ほんの数分。費用も、ゼロです。

そして後半で、もう一段先のキーワード「MCP」を、概念だけ紹介します。


GitHubに上げた瞬間、自分の中だけだったアプリが、世界とつながり始めます。

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演習:30分の宿題

第13回は、自分のアプリを GitHub に置く回。所要時間30分(初回は1時間ほどかかることも)。

自分のアプリを GitHub に公開する

第12回までで分割したアプリを Claude Code で開いて、以下を頼みます:

このフォルダの中身を、GitHubに新しいリポジトリとして公開したいです。
リポジトリ名は my-first-vibe-app(好きな名前に変えてOK)、公開設定は public。
必要な手順を、ひとつずつ進めてください。
git config の設定や SSH 鍵の作成も、必要なら一緒にお願いします。

完了したら、ブラウザで github.com/あなたのユーザー名/my-first-vibe-app にアクセス。 ファイルが並んでいれば成功。

README.md を1ファイルだけ追加

GitHub 上のリポジトリに、最低限の README を追加します。Claude Code に:

このリポジトリに README.md を作ってください。
内容:
- タイトル:このアプリの名前
- 概要:何のためのアプリか(2行で)
- 使い方:体重を入れる → 計算ボタンを押す → 結果が出る、の3行

完了したら、commit & push。 GitHub のリポジトリページで、README が綺麗に表示されているのを確認します。


医療職別 実例ギャラリー:参考にしたいGitHubリポジトリ

個人開発のリファレンスとして、参考になる小さなリポジトリを3つ。

例1:Tarball/medkit-calculators (架空例)

医師が外来用の計算ツール5本を1リポジトリにまとめた例。READMEに「何の不便を解消するか」が書いてあるのが好印象。

例2:個人開発者の最小構成リポ (架空例)

ファイル数が少なく、READMEが充実している小さなリポジトリ。「READMEは最小、機能も最小」が、長く維持できる秘訣。

例3:スター数が多い学習リポ (架空例)

「コードを公開している」というだけで、自分の名刺代わりになる例。 履歴書に GitHub URL を載せる、自分のポートフォリオとして使う、という人も。


もっと深く:Git の3つの場所(working / staging / repository)

第13回では「commit」「push」とサラッと書きましたが、内部的には3つの場所があります。

1. Working Directory(作業ディレクトリ)

  • いま実際に編集しているファイルがある場所
  • フォルダの中身そのまま

2. Staging Area(ステージング)

  • 「次の commit に含める変更」を一時的に積む場所
  • git add で、ここに置く

3. Repository(リポジトリ)

  • 確定したコミット履歴の保管庫
  • git commit で、ここに記録する

つまり、変更の流れは:

編集(Working)→ git add(Staging)→ git commit(Repository)→ git push(GitHub)

Claude Code に「commit して push」と頼むと、git add も含めて全部やってくれます。 細かい仕組みを知らなくても、Vibe Coding は進められる。 ただ、トラブったときに「3つの場所のどこで詰まっているか」を考えると、原因が見つかりやすくなります。


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