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アクセスをMCPで自動で見る
レッスン 6 / 9|12分で読めます

アクセスをMCPで自動で見る

公開した後の「誰が使ってる?どこで離脱してる?」を、Claude Codeに毎朝勝手に分析させる仕組みを作る。MCPで Google Analytics と Search Console を繋ぐ。

このレッスンの一行サマリ

公開した後の「誰が使ってる?どこで離脱してる?」を、毎朝1〜2分の対話 で済ませる仕組みを作る。

このレッスンで終わる頃には

  • MCPの本質「Claude Codeに道具を生やす」が腹落ちしてる
  • Google Analytics・Search ConsoleのMCPを繋いで使える
  • 「毎朝アクセスレポートが届く」状態を作れる

公開した、で終わらせない

Lesson 05で公開できたあなた。

URLができて、家族か同僚に送ったあと、たぶんこう思うはずです。

誰か使ってくれてるのかな。

ここで「気になる気持ち」をスプレッドシートで集計したくなる人は、たぶんいません。

なので 見るのを Claude Code に任せる という発想に切り替えます。それが MCP です。


MCPって何?

MCP(Model Context Protocol)= Claude Codeに 新しい道具を生やす仕組み。

イメージで言うと、

Claude Code(部下)に、新しい作業マニュアルと権限を渡す。

例:

  • Googleカレンダー の読み書き権限
  • Notion のページ操作権限
  • Google Analytics のレポート取得権限
  • データベース(Supabase / Turso)の検索権限

これら全部、MCP を繋ぐと Claude Code が 自分で勝手に使ってくれる ようになります。


Claude Codeに生やせる道具(一例)

01

GA / GSC

アクセス・検索データ

02

Notion

ページ操作・文書管理

03

Calendar

予定の読み書き

04

DB

Supabase / Turso のクエリ

なぜアクセス分析にMCPか

公開後の典型的な悩みはこれです。

悩み従来のやり方MCPでのやり方
訪問者数を見たいGAダッシュボードを開いて手動で確認「昨日のアクセスは?」とClaudeに聞く
どのページが人気か同上「人気ページTOP3教えて」と聞く
どこで離脱してる自分でファネル設定「離脱が多いページは?」と聞く
Google検索でどう拾われてるかSearch Consoleを開く「検索ワードTOP10」と聞く

毎朝のチェックを、1〜2分の対話 で済ませられます。

Shin氏もソロプレナー入門の動画でこう言ってます。

AIが全部穴を見つけてもらうっていう、そういったやり方になります。だから今、分析とかめちゃくちゃ楽になりました。


繋ぐべき3つのMCP

最初の応用編で扱う3つです。

MCP見えるもの使うシーン
Google Analytics訪問者数・人気ページ・滞在時間「昨日のアクセスは?」
Search Console検索ワード・クリック率・SEO「どんな検索で来てる?」
DB(Supabase / Turso)ユーザー数・課金・利用ログ「今週の新規ユーザーは?」

1. Google Analytics MCP

公式が出してます。設定は5分ほど。

claude mcp add google-analytics

または、Claude Code に「Google Analyticsを繋いで」と頼むと、必要な手順を案内してくれます(OAuth認証で自分のGAプロパティに接続)。

繋いだ後にできること:

  • 「昨日の訪問者数」
  • 「先週と比べたアクセス推移」
  • 「人気ページTOP10」
  • 「平均滞在時間」

2. Google Search Console MCP

検索流入とSEOの分析。

claude mcp add google-search-console

繋いだ後にできること:

  • 「検索ワードTOP20」
  • 「クリック率が低いページ」
  • 「インデックス状況」
  • 「サイトマップのエラー」

Shin氏は自作のGSC MCP も公開してます。動画で紹介されてました。

3. データベース MCP(Supabase / Turso)

データを保存してるプロジェクトでは必須。

claude mcp add supabase
# または
claude mcp add turso

繋いだ後にできること:

  • 「今週の新規ユーザー数」
  • 「課金転換率」
  • 「最後にログインしたユーザー10人」
  • 「データベースに変なデータが混ざってないか」

設定の流れ

具体例として、Google Analyticsを繋ぐ流れ。

# 1. Claude Codeで MCPを追加
claude mcp add google-analytics

# 2. ブラウザが立ち上がるので、自分のGoogleアカウントで認証
# 3. 「どのプロパティに繋ぐか」を選択
# 4. 完了

これで、Claude Code に「昨日のGAデータ見せて」と話すだけで動くようになります。


毎朝のルーティン化

繋いだ後、これを 毎朝1コマンド で済ませる仕組みを作ります。

Vibe Coding 入門編 Lesson 5「アプリを育てる①」でやった Skills で、こんなルーティンを定義:

# 朝のアクセスレポート

毎朝、以下を Claude Code に実行させる:

1. 昨日の訪問者数(前日比)
2. 人気ページTOP3
3. 離脱が多いページTOP3
4. Search Consoleの検索ワードTOP5
5. 気になる傾向を1つ指摘

これを .claude/commands/morning-report.md に保存。

翌朝から /morning-report と打つだけで、Claudeが3つのMCPを叩いてレポートを返してくれます。


バケツの穴を見つける

Shin氏の比喩がうまいので引用します。

アプリ=バケツ、ユーザー=水、離脱=穴。

    ユーザー流入
      ↓ ↓ ↓ ↓
 ┌─────────────────┐
 │         アプリ           │
 │   (= バケツ)             │
 │                          │
 │      💧💧💧              │
 │   →穴←   →穴←           │
 │   ↓     ↓              │
 └─────────────────┘
  離脱   離脱

 穴を見つけて塞ぐ = 改善

公開直後はバケツに穴が空いてて、ユーザーがどこかから漏れてます。

MCPで分析を自動化すると、穴がどこに空いてるかが見えてきます。例えば:

  • 「LP訪問は多いのに、新規登録に進まない」 → 認証フローが壁
  • 「登録はするが、初回利用後すぐ離脱」 → オンボーディングが弱い
  • 「同じページで詰まる人が多い」 → UXに問題

これが見えれば、Lesson 08(改善)で何を直せばいいかが分かります。

穴が見えない状態で改善するのは、時間の無駄 です。先に穴を見つける仕組みを作りましょう。


個人開発でも「データドリブン」が普通になった

3年前まで、個人開発で「ファネル分析」をする人はほぼいませんでした。スプレッドシート集計が大変すぎて。

今は MCP のおかげで、個人開発でも 大企業のマーケティング部レベルの分析 がほぼ無料でできます。

これがソロ開発者が市場で生き残るための、新しい武器です。


今日の宿題

Lesson 05で公開したあなたのアプリに、以下を1つだけ繋いでください。

□ Google Analytics MCP

繋いだら、Claude Code に「昨日のアクセス見せて」と話してみてください。

データがまだ少なくて寂しいかもしれませんが、それも含めて 「自分のサイトに数字がある」 という体験が今日のゴールです。


次のレッスン予告

「使う側のMCP」を一度繋いだら、次は 作る側 に回ってみる Lesson 07 です。Lesson 04で作ったPubMed検索ツールを、自分専用MCPサーバーとして包んで配ります。

その後の Lesson 08 が データを見て直す 。MCPで見つけた穴を、PDCAで塞いでいくサイクルの作り方を扱います。

完成したらお知らせします。


明日のアクション

今日の宿題は1つだけ

Lesson 04で公開したアプリに、Google Analytics MCP を繋ぐ。

claude mcp add google-analytics

繋いだら、Claude Code に「昨日のアクセス見せて」と話してみてください。

データがまだ少なくても大丈夫。「自分のサイトに数字がある」という体験ができればOKです。慣れてきたら Search Console とデータベースMCPも追加してください。