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レッスン 1 / 14|8分で読めます

まず、ゲームを作ってみる

医療のことは一旦忘れて、ブラウザの中で動くゲームを作ります。コードは1行も書きません。「話しかけるだけで動く」という体験を、まず浴びるところから始めます。

このシリーズの最初の2回は、医療と関係ありません。

いきなり「仕事に役立つもの」を作ろうとすると、道具の使い方と、中身の難しさを、同時に背負うことになります。 それはしんどい。 だから最初は、道具そのものの楽しさだけを知ってください。

そのための一番いい題材が、ゲームです。

コードを書かずに、ゲームが動く

やることはひとつです。 Claude.ai を開いて、作りたいゲームを、ふつうの日本語で話しかけます。

SourceARTICLE
Claude.ai を開く

ブラウザで開くだけ。無料で始められます。ここに話しかけてゲームを作ります。

Web
claude.ai

たとえば、次の文を、そのまま入力欄に貼り付けます(右上のボタンでコピーできます)。

ブラウザで遊べる、もぐらたたきゲームを作ってください。
穴からもぐらが出てきて、クリックすると点が入る。
30秒で何点とれるか競う形にしてください。

送信して、数十秒待ちます。 画面の右側に、遊べるもぐらたたきが出てきます。

ブラウザの中で動く、もぐらたたきゲーム。穴からもぐらが出て、スコアと残り時間が表示されている
話しかけるだけで、90秒で動いたゲーム。コードは1行も書いていません。
ゲームを開き、出てきた的をクリックしてスコアが増えるところを確認する実画面です。
もぐらたたき風ゲームで的をクリックし、Scoreが1になってヒット表示が出ている実画面
まずはコードではなく、動いたかを触って確認します。画面はローカルのダミーゲームです。

コードは、1行も書いていません。 やったのは、欲しいものを言葉にしただけ。 形にしたのは、AIです。

この「うわ、動いた」が、このシリーズ全部の出発点です。

視点

このシリーズ全部の出発点

欲しいものを、ふつうの日本語で言葉にする。形にするのは、AI。あなたは作り方を知らなくていい。この「話しかけるだけで動く」体験が、これから育てていくすべての土台になります。

手を動かす

ここで、あなたも1つ作ってみてください。

Claude.ai を開いて、好きなゲームを1つ頼みます。 もぐらたたきでも、ブロック崩しでも、神経衰弱でも、なんでもいい。 「ブラウザで遊べる◯◯を作って」と話しかけるだけです。

画面に遊べるゲームが出てきて、実際に1回遊べたら、完了です。

気に入らなければ、話して直す

たぶん、最初のゲームは、どこか物足りないはずです。 動きが遅い、色が地味、点数が出ない。

それも、話しかけるだけで直ります。

もぐらが出てくる速さを、もっと速くしてください 背景の色を、夜っぽい濃い青にしてください 右上に、残り時間が見えるようにしてください

頼むたびに、その場で作り変わっていきます。 直すのも、消すのも、増やすのも、全部「話す」だけ。

もう一度、手を動かす

自分のゲームに、注文を1つ足してみてください。 速くする、色を変える、音を出す、なんでもいい。 変わったのが確認できたら、完了です。

いま、何が起きたのか

少しだけ立ち止まります。

あなたがやったのは、「こういうものが欲しい」と言葉にしたことだけです。 細かい作り方は、何ひとつ知らなくていい。 これが、いま世界で vibe coding と呼ばれているやり方です。

ひとつだけ、釘を刺しておきます。 この名前をつけた研究者のカルパシーという人は、本人が、これは魔法ではない、と言っています。 これで作れるのは、週末にぱっと作って捨てるような、小さなものだ、と。

だから「もう何でも作れる」と思う必要はありません。 でも、その小さなものが、こんなに速く、こんなに楽しく作れる。 それを体で知った、というのが今日の収穫です。

補足

今日持って帰るもの

欲しいものを言葉にして、出てきたものを話しかけて直す。この往復だけで、ブラウザの中で動くものが作れる。今日はその感覚を、体で浴びました。

理解度チェック

セルフチェック

1. この回でゲームを作るとき、あなたが実際にやったことは何ですか。

2. vibe coding と名づけたカルパシーは、このやり方について何と言っていますか。

次回

ゲームで「動く」を浴びてもらいました。

次は、もう少し自分の生活で役に立つ、小さな道具を、いくつも作ります。 売っていないものが、自分の手で、次々にできる。 その感覚を、もう一段はっきりさせます。