退院サマリー作成支援
概要
退院サマリーの作成は研修医の日常業務で大きな時間を占めます。入院中の経過メモや検査結果を入力し、電子カルテ用の退院サマリーの下書きを効率的に生成するプロンプトです。
プロンプトテンプレート
以下の情報をもとに、退院サマリーを作成してください。
# 患者基本情報
- 患者ID: [匿名化ID]
- 年齢/性別: [年齢/性別]
- 入院日: [入院日]
- 退院日: [退院日]
- 入院経路: [予定入院 / 救急搬送 / 外来からの緊急入院]
# 入院時情報
- 主訴: [主訴]
- 現病歴: [現病歴の要約]
- 既往歴: [既往歴リスト]
- 入院時バイタル: [BP, HR, SpO2, BT]
- 入院時検査所見: [主要な異常値]
# 入院後経過(時系列メモ)
[入院中の経過を日付順に記載。検査結果、治療内容、経過の変化を含む]
# 退院時情報
- 退院時診断名: [主病名 + 副病名]
- 退院時処方: [処方内容]
- 退院時バイタル/検査値: [退院時の状態]
- ADL: [退院時のADL]
# 出力形式
以下のセクションで退院サマリーを作成してください:
## 1. 入院時主訴・現病歴(200字以内)
## 2. 入院時所見(箇条書き)
## 3. 入院後経過(時系列、500字以内)
- 治療内容と経過を簡潔に
- 主要な検査結果の推移
- 合併症や問題点があれば記載
## 4. 退院時診断
## 5. 退院時処方
## 6. 退院後方針
- 外来フォローの予定(時期、目的)
- 注意すべき症状(再受診の基準)
- 生活指導事項
使用例
入力例
# 患者基本情報
- 年齢/性別: 72歳男性
- 入院日: 2026-02-10
- 退院日: 2026-02-20
- 入院経路: 救急搬送
# 入院時情報
- 主訴: 発熱、咳嗽、呼吸困難
- 現病歴: 3日前から38度台の発熱と湿性咳嗽。本日SpO2 88%で救急搬送
- 既往歴: COPD、2型糖尿病、高血圧
- 入院時バイタル: BP 142/88, HR 102, SpO2 88%(room air), BT 39.1
- 入院時検査: WBC 16,800, CRP 22.4, PCT 3.8, BUN 28, Cr 1.2
# 入院後経過
2/10: 胸部CT右下葉浸潤影。市中肺炎の診断でCTRX 2g/日+AZM 500mg開始。O2 3L開始
2/12: 解熱傾向。SpO2 95%(O2 2L)。喀痰培養で肺炎球菌検出
2/14: CRP 8.2まで改善。O2離脱。CTRX→AMPC/CVA 1500mg/日に変更
2/17: CRP 1.8。ADL自立。退院方針
2/20: 退院。CRP 0.6
# 退院時情報
- 退院時診断: 市中肺炎(肺炎球菌性)、COPD急性増悪
- 退院時処方: AMPC/CVA 750mg 1日2回(残り5日分)、既存処方継続
- ADL: 自立(入院前と同等)
期待される出力のポイント
- 入院後経過は時系列で簡潔に(抗菌薬変更の理由、酸素離脱の経過)
- 退院後方針に肺炎球菌ワクチン接種の推奨を含める
- COPD急性増悪の再発予防(吸入薬のアドヒアランス確認)
- 再受診基準(発熱再燃、呼吸困難増悪)の明記
よくある失敗と対策
- 個人情報をそのまま入力する: 患者名、カルテ番号などは必ず匿名化してから入力
- 経過メモが断片的すぎる: 日付+主要イベント(治療変更、検査結果、症状変化)を最低限含める
- 退院時処方を省略する: 処方内容は退院サマリーの必須項目
- 生成されたサマリーを無確認で提出する: 必ず医学的正確性と記載漏れを確認すること
活用のポイント
- カルテのコピー&ペーストで入力できるよう、「入院後経過」は日付+メモ形式でOK
- 長期入院の場合は「主要イベントのみ抜粋」と指示すると、適切な長さにまとまる
- 研修病院によってフォーマットが異なる場合、「自施設のテンプレートに合わせて」と形式を追加指定する
- 複数の診断がある場合は、各診断ごとに経過を分けて記載するよう指示すると読みやすくなる