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同じ型で繰り返すコツ(プロジェクト化)
レッスン 3 / 12|12分で読めます

同じ型で繰り返すコツ(プロジェクト化)

毎回同じ指示を書くのがめんどう。それを解決する仕組みがプロジェクト。1回作れば、あとは投げるだけ。

このレッスンで終わる頃には

  • 「毎回指示を書くのめんどう」から卒業できる
  • 資料検索でも、企業調査でも、同じ型で繰り返せる箱が作れている

前回、CoWorkで1本試した。次は「これ、毎回やるやつだな」を楽に回す仕組みを作る。

SourceVIDEO
動画の該当箇所(11:23〜)

いけともさんがプロジェクト機能を実演している部分

WebYouTube / いけとも
youtube.com/watch

CoWorkが向いているのは、エンジニアだけではありません。

VoicesX POST

Claude Code doesn't just resonate with developers anymore. Non-technical people are using it to build things. Technical people are using it for non-technical work. The line is blurring.

筆者訳

Claude Codeはもはやデベロッパーだけに響くものではない。非技術者がそれで物を作るために使い、技術者がそれで非技術的な仕事をこなすために使っている。境界が溶けている。

Felix RiesebergClaude Code Desktop/CoworkリードX(旧Twitter)2026年x.com/felixrieseberg/status/2010882577113268372

プロジェクトという仕組みも、まさにその「非技術者が物を作る」側の道具です。


プロジェクトって何?

ChatGPT使ったことある人は、GPTs を想像するといい。ないなら、こう思えばいい。

一度「こうやってね」と説明したことを、覚えておいてくれる箱

例えば資料検索なら、「結論→根拠→出典の順に整理して」「要約は3行まで」「出典URL必須」みたいな自分ルールがあるはず。それを最初に1回だけ書いておく。

次からは「このテーマの資料調べて」って投げるだけ。毎回フォーマット指定しなくていい。


作ってみる

例として「企業調査プロジェクト」を作ってみる。資料検索にそのまま置き換えられるので、型を覚える目的で。

1. フォルダを用意

デスクトップの cowork の中に、もう1つフォルダを作る。今回は company-research という名前で。

デスクトップ/
└── cowork/
    ├── first-test/           ← 前回使った
    └── company-research/     ← 今回使う

2. CoWorkで新規プロジェクト

CoWorkの左メニューに「プロジェクト」がある。押して「新規プロジェクト」。

  • 名前: company-research
  • 作業フォルダ: さっき作った company-research を指定
  • 指示欄にこれを貼る:
ネット上で指定された企業を調べて、以下の形式でMarkdownファイルにまとめる。

## ファイル名
companies/{企業名}.md

## 中身
- 会社名
- 所在地
- 設立年
- 事業内容(3行以内)
- 直近のニュース(3件、出典URL付き)

## ルール
- 日本語で簡潔に
- 出典がないことは書かない
- 不明な項目は「不明」でいい
CoWork風の企業調査プロジェクト画面。型と縛りが左に入り、右側に2社目の依頼文が表示されている
最初に型と縛りを書いておくと、2社目からは一言だけで同じ形式にできます。

補足

指示は「型」と「縛り」の2つだけ

いい指示は2つあれば十分。

  1. 型: どんなフォーマットで書くか
  2. 縛り: やっちゃダメなこと

資料検索なら「型=結論→根拠→出典 + 3行要約」「縛り=出典なしは書かない」。これだけ書いておくと、AIが勝手に盛らなくなる。

3. 試してみる

チャットに一言投げる。

ワークスタイルエボリューションという会社を調べて

右側が動き出す。Web検索して、ファイル書いて、完了。

できた companies/ワークスタイルエボリューション.md を開いて、指示通りになってるか見る。出典URLがちゃんと入ってるか、これだけ確認すればOK。

4. 2社目は一瞬

同じプロジェクトの中で、新しいチャットを開いて:

メンバーズを調べて

もう指示を書かなくていい。最初に書いた「型」と「縛り」は自動で引き継がれる。

これがプロジェクトのありがたさ。2回目以降が圧倒的に楽。

CoWork本体ではなく、プロジェクト化の見え方をローカル画面で再現しています。型と縛りを先に置くと、2社目は一言だけで同じ形式になります。
CoWork風の企業調査プロジェクト画面。メンバーズを調べて、という一言から companies/メンバーズ.md が作られている
2回目以降は、最初に書いたテンプレートが効きます。毎回フォーマットを貼らなくてよくなります。

別の仕事でも使う

同じ発想で、自分の日々の業務もプロジェクト化できる。

資料サマリープロジェクト

  • 指示: テーマ名が来たら、最新5年の業界レポートを3本選んで、結論→根拠→出典で整理+要約3行
  • 縛り: 出典URL必須、断定的表現は避ける

説明資料プロジェクト

  • 指示: テーマ名が来たら、専門知識のない人にもわかる日本語で説明ページを作る
  • 縛り: 専門用語は初出のときだけ()で元の言葉を残す、「詳しくは担当者に確認してください」を末尾に

右側を見るのを忘れない

CoWorkが動いている間、右側パネルに「今どのサイト見てる」「このファイル作ろうとしてる」が逐次出る。

ここを見ずに「はいはい」ってYesを連打しないこと。違うことをやろうとしてたら止める。

とはいえ最初は怖いので、1個ずつ確認して進めればOK。慣れるとだんだん「この動きなら任せて大丈夫」が分かってくる。


ドメイン許可リストで確認を減らす

「このサイト見ていい?」が毎回出ると、だんだんうっとうしい。

信頼できるサイトだけを事前に登録しておくと、毎回聞かれなくなる。

設定場所: アプリの設定 > 機能 > ドメイン許可リスト

業務用なら、最低限これだけ入れておけばいい。

サイト用途
www.e-stat.go.jp政府統計
www.meti.go.jp経済産業省
www.jetro.go.jpJETRO
www.nikkei.com日本経済新聞

注意

機密情報は絶対に書かない

CoWorkに打ち込んだ文字はクラウドを通る。

氏名、生年月日、取引先ID、商談メモ。これらは絶対に書かない。

業界名や案件の一般論は全然OK。「50代・経営者・非上場企業」くらいでも個人や取引先が特定できるので、匿名性をガチで意識して。


うまくいかないとき

「セットアップ中」で進まない 初回だけ1分くらい待ちます。お茶でも。

ファイル名が指示通りじゃない AIは「だいたい合ってる」で進みがち。指示欄にファイル名の形を明確に書く(例: companies/{企業名}.md)と固定できる。

「ブロックされています」と出る ドメイン許可リストが効いてる証拠。該当サイトを追加するか、一時的に「すべて許可」で様子見。

プロジェクトに別の用件を混ぜちゃう プロジェクトは小さく切る。「企業調査」と「資料検索」は別箱。


まとめ

プロジェクト化のコツは3つ。

  1. 型と縛りを最初の1回だけ書く
  2. 右側を見ながら進める
  3. 許可リストでよく使うサイトを事前登録

ここまで来れば、毎回「これ前も書いたよな」というストレスから解放される。

次は、プロジェクトのさらに上位にある CLAUDE.md という設定ファイル。「あなたはどんな仕事をしていて、どんなルールで動いているか」を一度書いておくと、全部に効いてくるやつ。


明日のアクション

自分の業務で「毎回同じやつ」を1つ選んで、プロジェクト化してみてください。

候補: 新着レポートの週次まとめ / 登壇前のリサーチ / 競合メディアの読み込み / 提案書のひな形生成

指示欄は型 + 縛りの2段で書く。2件サンプルを走らせて、出力が安定するか確認。