このレッスンで終わる頃には
- 許可画面が出ても怖くなくなる。見るべきところだけ見ればOK、が分かる
- 「毎回聞かれるのめんどう」と感じたときの安全な抜け道も知ってる
Claudeは勝手に何もしない
Claudeに「このファイル消して」って頼むと、すぐ消すわけじゃない。
**「ほんとに消していい?」**って聞いてくる。
この「聞いてくる仕組み」が パーミッション(許可)。ちょっとうっとうしいけど、めちゃくちゃ大事な安全装置。
Claudeが使う道具(ツール)
Claudeが仕事する時、裏で6個くらいの道具を使い分けてる。
自分で「Readツール使って!」なんて指示する必要はない。「このファイル見せて」と言えば、勝手にReadを選ぶ。裏で何使ってるかくらいは 知っとくと画面見たときに焦らない、その程度でいい。
読むだけのやつは勝手にやる
Read / Grep / Glob は 見るだけ。壊れようがないから、確認なしでサッと実行する。
このフォルダに何が入ってる?
→ 一瞬でリストアップしてくれる。
書くやつ・コマンド実行は、いちいち聞いてくる
Write / Edit / Bash は 世界を変える道具。勝手にやると事故るので、毎回確認してくる。

test.txtを作って
ってお願いすると、こんな画面が出てくる。
Claude wants to write to test.txt
Allow? [y] Yes [n] No [a] Always allow
ここで立ち止まって、一瞬だけ確認する。
- ファイル名、合ってる?
- 中身、変じゃない?
納得できたらYes。違ってたらNo。それだけ。
「一瞬見る」を習慣に
全部スキップすると事故る。全部熟読すると疲れる。
「ファイル名が想定通り」を確認して、Yes。1秒で済む。この1秒が、事故の95%を防ぎます。
Yes / No / Always allow の3択
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
| Yes | 今回だけOK。次はまた聞いてくる |
| Always allow | このセッション中は同じ系統の操作を聞かない |
| No | 却下。別のやり方を提案してくることも |
最初はYesで1個ずつ。慣れて「このフォルダなら好きにやっていいよ」と思えたら Always allow でテンポアップ。
設定は勝手に保存されてる
「Always allow」した内容は .claude/settings.json に自動で保存される。
自分で触る必要はない。気になる人だけ、中身を見てみるといい。
cat .claude/settings.json
「やっぱり毎回確認したい」と思ったら、このファイルを消せば最初からやり直せる。
「毎回聞かれるの、マジで疲れた」ってなった時
定型作業(毎朝のニュース要約、定期レポート生成)を何回も回してると、確認画面の連続に疲れてくる。
そのための バイパスモード ってのがある。
バイパスモード=全部スキップ=劇薬
全ての確認をスキップして、ノンストップで動かすモード。速いけど危ない。
手順が決まってて、過去に何度も動かして問題なかった作業だけ、バイパスで回す。新しいことをやる時には絶対使わない。
どこで切り替える?
アプリの 設定 > Claude Code > バイパス権限モードを許可 をオン。
あとはプロジェクトを開いて、モードを「バイパス」に切り替え。確認が出なくなる。
使っていいシーン・ダメなシーン
| シーン | バイパス可? |
|---|---|
| 毎朝のニュース要約 | ◎ 手順決まってる |
| スケジュール自動実行 | ◎ 人が立ち会わない |
| テストだけ回す | ○ 副作用少ない |
| 新機能の開発 | ✕ 予想外のコマンドが走る |
| 本番DBを触る | ✕✕ 絶対ダメ |
迷ったら Noバイパス(通常モード)で。
ついでに: Webアクセスの許可リスト
ツールとは別に、どのWebサイトを見ていいか も管理できる。
アプリの 設定 > 機能 > ドメイン許可リスト。
医療業務なら、こういう「いつも使うサイト」だけ登録しておく。
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov(PubMed)www.mhlw.go.jp(厚労省)www.jpeds.or.jp(日本小児科学会)minds.jcqhc.or.jp(Minds)
信頼できるサイトだけリストアップ。それ以外に飛ぼうとしたら止まる。
「すべてのドメイン許可」もあるけど、変なサイトに誘導されるリスクがあるので、業務用途ではリスト方式がおすすめ。
やってみよう
Claudeに2つだけ試してみる。
1. 読む系 → 確認なしで動く
このフォルダのファイルを全部教えて
→ 一瞬で一覧が出る。
2. 書く系 → 確認が出る
test.txt を作って、中に「テスト完了」と書いて
→ 「書き込んでいい?」の画面。ファイル名を一瞬確認してYes。
この差を体感しておくと、「読むやつはスムーズ、書くやつは確認」のリズムが自然に身につく。
まとめ
- Claudeは 書き換え・コマンド実行の時は必ず聞いてくる。これが安全装置
- 選択肢は Yes / No / Always allow の3つ
- 毎回確認が疲れたら バイパスモード、ただし定型作業限定
- Webアクセスは ドメイン許可リスト で絞る
怖い画面に見えるけど、一瞬見てYes が基本。それで事故はほぼ起きない。
次は UV。「PCに変なもの勝手に入って大丈夫?」という不安を消す話。

Claude Code のパーミッション・ツール設定の公式ドキュメント。バイパスモードやドメイン許可の詳細はここ
明日のアクション
順番にやってみてください。
- 「このフォルダに何がある?」と聞く → 確認なしで動くのを見る
- 「test.txtを作って」と頼む → 確認画面が出る。ファイル名を見てYes
- ドメイン許可リストを開いて、よく使うサイトを3つ追加
- (慣れてきたら)定型のリサーチ系を1本、バイパスモードで走らせて速度を体感
