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壊しても戻せる仕組み(Git)
レッスン 9 / 12|11分で読めます

壊しても戻せる仕組み(Git)

「あ、さっきまで動いてたのに...」を「戻せばいいや」に変える。これがあるだけで、怖がらずに実験できる。

このレッスンで終わる頃には

  • 壊したとき前に戻せる状態になってる
  • Gitの難しい単語は、3つだけ覚えればOKと分かる

さっきまで動いてたのに、動かなくなった

プログラム作ってると、必ず来るやつ。

「さっきまで動いてたのに、いじったら壊れた。どこ変えたっけ?思い出せない...」

Ctrl+Zを10回押してもダメ。心が折れる。

この問題、Git という仕組みで完全に解決します。「前のセーブポイントに戻す」が常にできるようになる。


最初の1回: Git本体を入れる

Git本体を最初に入れておく必要がある。ここだけMacとWindowsで手順が違うので、自分の方を見て。

Macの人

実はMacには最初から入ってることが多い。ターミナル(アプリ)を開いて確認だけする。

git --version

git version 2.42.0 みたいに出たらOK。出なければ表示される指示に従うと自動で入る。

Windowsの人

Windowsには入ってない。だから Git for Windows を入れる必要がある。

git-scm.com/download/win で「Click here to download」。

Git for Windows ページ

やること:

#やること補足
1ダウンロード64-bit版を落とす
2起動して「Next」連打オプション多いけど全部デフォルトでOK
3Claudeを一度完全に終了左上「ファイル > 終了」
4Claudeを開き直すGitが認識される

注意

Claudeを終了しないとGitが認識されない

画面の×だけだと裏で動いたまま。左上メニューから「ファイル > 終了」で完全終了→再起動。ここを飛ばすと「Gitが無い」と言われ続けてハマる。


やってみる: 最初のセーブポイント(コミット)

テスト用フォルダでやってみる。

Gitで変更を見つけ、選び、コミットとして保存する実画面です。
mkdir git-test
cd git-test

Claudeに頼む。

このフォルダをGitで管理できるようにして

git init が走って、このフォルダが「Gitで追跡される」状態になる。

次:

hello.txt を作って、中身は「はじめてのGit」にして

→ ファイルができる。

次:

これをコミットして

→ Claudeが「変更内容」を見て、説明文をつけて、セーブポイントを打ってくれる。

このセーブポイントが「コミット」。ゲームのセーブと同じ感覚。

ターミナルで git status --short を実行し、index.html が未記録の変更として表示されている画面
`??` は、まだGitが記録していない新しいファイルです。
ターミナルで git add index.html を実行し、git status --short で A index.html と表示されている画面
`git add` で、次のセーブポイントに入れる変更を選びます。
ターミナルで git commit を実行し、1 file changed と create mode index.html が表示されている画面
`git commit` が、ゲームでいうセーブポイントです。

覚える言葉は3つだけ

Gitのコミットタイムラインと3つの言葉
セーブポイントを打って、必要なら巻き戻る。Claudeに頼む時は「コミットして/履歴見せて/戻して」の3つだけでOK
言葉意味
コミットセーブポイントを打つ
リポジトリGitで管理されてるフォルダ全体
GitHubネット上にセーブデータを置く場所(バックアップ)

...実は「push」「pull」とか他にも色々あるけど、Claudeに頼むときは3つ覚えれば足りる。


変更してもう一回コミット

さっきの hello.txt を書き換えてみる。

hello.txt の中身を「はじめてのGit。変更してみた。」に書き換えて
コミットして

これで2つ目のセーブポイントが打たれた。

履歴を見てみよう。

履歴を見せて

2つのコミットが時系列で並んで表示される。いつ、何を変えたか、全部残ってる。

補足

コマンド覚えなくていい

「コミットして」「履歴見せて」「戻して」。この日本語だけで全部いける。git commit -am みたいなコマンドは一切覚えなくていい。


ここが本番: 戻す

もしhello.txtを間違えて消しちゃったとする。

hello.txt を削除して

→ 消えた。普通なら「ぎゃー」となる場面。

でもGitがあれば:

さっきの変更を取り消して、1つ前の状態に戻して

→ hello.txtが蘇る。

これがGitの真価。何を変えても戻せるから、怖がらずに実験できる。


GitHub: ネットにもコピーを置く

PCが壊れたら、Gitの履歴もろとも全部消える。だから GitHub というサービスにコピーを置いておく。

GitHub.com トップページ
github.com にアクセスすると、メールアドレスを入れて Sign up でアカウント作成。無料

github.com でアカウントを作る(無料)。

できたらClaudeに頼む。

このリポジトリをGitHubにアップロードして。リポジトリ名は git-test で。

Claudeが gh repo creategit push をやってくれる。GitHubのサイトに行くと git-test が表示されてる。

注意

何をアップするか気をつける

GitHubは設定次第で誰でも見られる。

  • 個人や取引先を特定できる機密情報
  • パスワード
  • APIキー

これらは絶対にGitHubに上げない。Claudeが注意してくれることもあるけど、自分でも意識して。

不安なら「private」設定で作ること。見られたくないものは、そもそもそのフォルダに置かないのがベスト。


Gitの本当のありがたさ

履歴を残すだけじゃない。気楽に実験できるようになるのが本当の価値。

  • 「このアイデア試したい」→ コミットしてから試す
  • うまくいかなければ → 戻せばいい
  • うまくいったら → そのまま進める

「壊してもいい」と思えるだけで、動きが全然違う。

Claudeに大きな変更を頼む前も、「まずコミットして」でセーブしておけば安心。


まとめ

  • Macは最初から入ってる、WindowsはGit for Windowsを入れる
  • 覚える日本語は3つ: 「コミットして」「履歴見せて」「戻して」
  • 大事なものはGitHubにコピー。ただし個人や取引先を特定できる機密情報・パスワードはダメ
  • Gitがあると、実験が気楽になる

次はデプロイ。作ったものを「自分のPC」から「インターネット上」に公開する話。

GitHub 公式 Hello World ガイド(日本語)
GitHub Docs の Hello World 入門(日本語)。Claudeに頼まなくても自分で触れるようになる
SourceARTICLE
GitHub Docs: はじめての方へ

GitHubの公式入門ガイド(日本語)。リポジトリ作成からPRまで、Claudeに頼まなくても自分で触れるようになる

Webdocs.github.com
docs.github.com/ja/get-started/quickstart/hello-world

明日のアクション

テスト用に git-test フォルダを作って、こんな流れで試してみてください。

  1. フォルダ作成 → 「Gitで管理して」
  2. 「hello.txt を作って、中身は "test" で」 → 「コミットして」
  3. 「hello.txt の中身を "changed" に書き換えて」 → 「コミットして」
  4. 「履歴見せて」 → 2つのコミットが見える
  5. 「1つ前に戻して」 → "test" に戻る

全部日本語でOK。Gitコマンドは覚えなくていい。