うまくいっていたのに、壊してしまった
作っていると必ずこの瞬間が来る。さっきまで動いていたのに、いじったら動かなくなった。
どこを変えたか思い出せない。Ctrl+Zを連打しても手遅れ。
Gitは、この「やり直したい」を叶える仕組みだ。まず体験してから理屈を話す。
まずやってみる: 最初のコミット
ターミナルを開いて、適当なフォルダで試そう。
$mkdir git-test$cd git-test
Claude Codeにこう話しかける。
このフォルダをGitで管理できるようにして
Claude Codeが git init を実行してくれる。これでこのフォルダの変更が記録されるようになった。
次にファイルをひとつ作る。
hello.txt というファイルを作って。中身は「はじめてのGit」にして
ファイルができたら、こう言う。
これをコミットして
Claude Codeが変更内容を見て、説明文をつけて、記録してくれる。
このまるごと保存する操作がコミット。ゲームのセーブポイントを打つようなものだと思ってほしい。
Gitの全体像を掴む
覚える言葉は4つだけ。
リポジトリ: Gitで管理されているフォルダ。git init したフォルダがリポジトリになる。見た目はふつうのフォルダだけど、中に .git という隠しフォルダができていて、そこに全履歴が入っている。
コミット: ある瞬間の状態をまるごと保存する操作。いくつでも作れるし、いつでも過去に戻れる。
GitHub: リポジトリをネット上に保存するサービス。パソコンが壊れてもここにあれば復元できる。チーム開発の共有場所にもなる。
Push / Pull: Pushは手元からGitHubにデータを送ること。Pullは逆で、GitHubから取ってくること。
変更して、コミットして、履歴を見る
続き。さっきの hello.txt を変更してみよう。
hello.txt の中身を「はじめてのGit。変更してみた。」に書き換えて
書き換えたらコミット。
これをコミットして
2つ目のコミットができた。履歴を見てみよう。
Gitの履歴を見せて
git log が走って、2つのコミットが時系列で出てくる。いつ何を変えたか、全部残っている。
ポイント
Claude Codeに「コミットして」と言うだけでいい。Gitのコマンドを覚える必要はない。Claude Codeが git add も git commit も全部やってくれる。
過去に戻れるという安心感
ここが一番大事な話。
hello.txt をうっかり消してしまったとする。
hello.txt を削除して
消えた。ふつうなら焦る場面だけど、Gitがあれば平気。
さっきの変更を取り消して、ひとつ前の状態に戻して
hello.txt が復活する。
これがGitの一番の価値。何を変えても戻れる。だから怖がらずに実験できる。
GitHubにアップロードする
自分のパソコンだけに保存していると、パソコンが壊れたら終わり。GitHubにもバックアップしておこう。
アカウントがなければ https://github.com で無料で作れる。
あとはClaude Codeに頼むだけ。
このリポジトリをGitHubにアップロードして。リポジトリ名は git-test で。
gh repo create と git push が走って、GitHubにリポジトリができる。ブラウザで https://github.com を開くと表示されているはずだ。
注意
GitHubにアップロードしたものは、設定によっては誰でも見られる。パスワードや個人情報が含まれるファイルは絶対にアップロードしないこと。Claude Codeも注意してくれるけど、自分でも意識しておくことが大切だ。
Gitを使う本当のメリット
履歴を残すだけが目的じゃない。
自由に実験できる。新機能を試して、ダメなら戻す。うまくいかなかったら捨てればいい。その気楽さが開発の速度を上げる。
Claude Codeとの相性が特にいい。大きな変更を頼んで、もし変な結果になってもコミットしておけば一瞬で元通り。安心して任せられる。
将来チームで開発するときもGitは必須になる。今のうちに慣れておいて損はない。
まとめ
Gitはファイルの変更を記録して、いつでも前に戻せる仕組み。
Claude Codeを使うなら覚える言葉は3つ。コミットして。履歴を見せて。戻して。コマンドは全部Claude Codeがやってくれる。
壊してもいい、と思えるだけで開発のスピードは変わる。
明日のアクション
適当なフォルダで git-test リポジトリを作り、ファイルを作成してコミットを2回やってみよう。その後「Gitの履歴を見せて」と言って、2つのコミットが記録されていることを確認すること。全部Claude Codeに話しかけるだけでできる。