デプロイ:作ったものをネットに公開する
まず、やってみよう
ここまでで、Webページを作ってGitで管理してGitHubに保存するところまで来た。
ただ、今のままだとページは自分のパソコンの中にしかない。同僚に見せたくても、パソコンを覗き込んでもらうしかない。
このレッスンで、誰でもアクセスできる状態にする。これがデプロイだ。
サーバーとは何か
作ったWebページを誰かがスマホで見るとき、裏で何が起きているか。
ページのデータがネット上のどこかのコンピュータに置いてある。URLにアクセスすると、そのコンピュータがデータを返す。それがブラウザに表示される。
このコンピュータがサーバー。24時間電源が入っていて、アクセスを待ち続けている。
昔はサーバーを自分で用意する必要があった。機材を買って、設定して、メンテナンスして。完全にIT専門家の領域だった。
今は全部やってくれるサービスがある。
Vercelを使う
Vercel(ヴァーセル)は、Webサイトを公開するサービスだ。GitHubにあるコードを読み取って、自動でサーバーに配置してくれる。個人利用なら無料。
やることは3つ。アカウントを作る。GitHubリポジトリを接続する。デプロイボタンを押す。URLが発行されて公開完了。
手順1: Vercelにアカウントを作る
ブラウザでこのURLを開く。
https://vercel.com
右上のSign Upをクリック。Continue with GitHubを選ぶ。GitHubの認証画面が出るのでAuthorizeを押す。これで終わり。パスワードを新たに覚える必要はない。GitHubアカウントがそのままVercelのアカウントになる。
手順2: GitHubリポジトリを接続する
ログインするとダッシュボードが出る。Add New... から Project を選ぶ。
GitHubのリポジトリ一覧が表示されるので、前のレッスンでpushしたリポジトリを見つけてImportをクリック。
設定画面がいくつか出るけど、基本そのままでいい。Claude Codeが作ったNext.jsプロジェクトなら、Vercelが勝手に認識してくれる。
手順3: デプロイする
Deployボタンを押す。
画面にログが流れ始める。Vercelがコードを読み取ってサーバー上にページを構築しているところだ。初回は1〜2分かかる。
終わると紙吹雪のアニメーションと一緒にプレビューが表示される。そしてURLが発行される。
https://あなたのプロジェクト名.vercel.app
ブラウザで開いてみよう。自分が作ったページがネット上で動いている。スマホでも見られるし、家族にURLを送ることもできる。
このコースで一番うれしい瞬間
初めてデプロイしたURLを誰かに送る瞬間が、このコースで一番うれしい瞬間になる。ぜひ、同僚や家族に送ってみてほしい。「これ、自分で作ったんだ」と。
自動デプロイという仕組み
ここからが本題。
一度GitHubリポジトリを接続すると、その後はGitHubにpushするだけでVercelが勝手にデプロイしてくれる。流れはこう。
- Claude Codeでページを修正する
- Gitでコミットする
- GitHubにpushする
- 数十秒後、URLのページが更新される
Vercelの画面を開く必要すらない。pushだけで完結する。
実際に試してみよう。
$cd ~/my-first-project
Claude Codeに変更を頼む。
フッターに「このサイトはClaude Codeで作りました」と追加して
変更が終わったらコミットしてpush。
$git add .$git commit -m "フッターにClaude Code表記を追加"$git push
30秒から1分待って、さっきのURLをブラウザで更新してみる。フッターが変わっているはずだ。
カスタムドメインについて
Vercelが発行するURLはプロジェクト名.vercel.appという形式。これで十分使えるけど、自分のドメイン(例: yourname.com)を使いたければ、ダッシュボードのSettingsからDomainsで設定できる。
ドメインの購入や設定はこのコースでは扱わない。vercel.appのURLでまず始めて、必要になったら調べればいい。
無料プランの制限
Vercelの無料プラン(Hobby)は、商用利用には使えない。個人プロジェクトや学習用途なら問題ない。もしビジネスで使いたい場合は、月額20ドルのProプランがある。まずは無料プランで始めて、必要になったらアップグレードすればいい。
ここまでのまとめ
レッスン1からの流れを振り返る。
Claude Codeに日本語で指示してページを作る。Gitで変更を管理する。GitHubに保存する。Vercelで公開する。
これが今のWeb開発のサイクル。プログラミングを一行も書かずにここまで来た。
次のレッスンではこの全工程をゼロから通しでやる。
明日のアクション
前のレッスンで作ったプロジェクトを、実際にVercelでデプロイしてみてください。Vercelにアカウントを作り、GitHubリポジトリを接続し、デプロイボタンを押す。発行されたURLをスマホで開いて、ちゃんと表示されることを確認してください。