このレッスンで終わる頃には
- ゼロから公開まで を自分で1本通して経験してる
- CLAUDE.md書く → Claudeに頼む → Git → デプロイ、この流れが手に染みてる
全部つなげてみる
ここまで触ってきたもの:
- Claudeデスクトップアプリ、CoWork
- CLAUDE.md
- パーミッション
- UV
- Git / GitHub
- Vercel
今日は 全部つないで1本作ります。作るのは 患者向けの情報サイト。3ページ構成。
ここまで分けてやってきたから大丈夫。一気にやるわけじゃなく、順番にパートを組み合わせるだけ。
流れ
1. プロジェクトフォルダ
ターミナルを開いて:
mkdir ~/patient-info-site
cd ~/patient-info-site
これで箱ができた。
2. CLAUDE.mdを書く
まずClaudeに 何を作るか を伝える紙を置く。同じフォルダ内に CLAUDE.md という名前で、中身はこう:
# 患者向け情報サイト
## このプロジェクトについて
小児科外来の保護者向け情報サイト。
スマホで見る人が多いから、モバイル優先。
## 技術
- Next.js(App Router)
- TypeScript
- Tailwind CSS
## デザイン
- 白基調で清潔感
- 文字は大きめに
- 片手でスクロールしやすく
## ページ
- トップ: サイト説明 + 各ページへのリンク
- 疾患情報: よくある子どもの病気
- FAQ: 外来でよく聞かれる質問
## 守ってほしいこと
- 医療情報は一般論まで。「医師に相談してください」を必ず添える
- 個人情報は絶対に含めない
これがClaudeへの「仕様書」。
技術スタックはそのままコピペでOK
Next.js / TypeScript / Tailwind の部分は、正直、何を意味してるか今は分からなくていい。Claudeに「よく使う構成で作って」と渡すための おまじない と思ってて。
慣れてきたら自分の好みで変えればいい。
3. Claudeに「作って」と頼む
CoWorkかClaude Codeで、このフォルダを開いて:
CLAUDE.mdを読んで、この通りに3ページの患者情報サイトを作って。
Next.jsで、シンプルで清潔感のあるデザインで。
Claudeが次々にファイルを作り始める。初期設定、ページ、スタイル。全部自動。数分待つ。
できたら動作確認:
開発サーバーを起動して、ブラウザで見られるようにして
http://localhost:3000 をブラウザで開くと、サイトが表示される。3ページ行き来してみよう。
自分が頼んだものが、実際に動いてる。最初の「おっ」がここで来ます。
4. 修正の会話
最初から完璧は求めない。気になったところを 見たまま言えばいい。
FAQに2つ足して。「夜間に熱が出たら」と「薬のタイミング」について。
色が明るすぎる気がする。もう少しグレーがかった青に。
トップのタイトルを「○○小児科 保護者向け情報ページ」に変えて。
ブラウザを更新して確認 → また直す。納得するまで繰り返す。
「いい感じにして」は伝わりにくい
「もっといい感じに」だけだとClaudeも迷う。「文字を大きく」「この青を暗く」「画像を右に」のように 見たまま を言うと、一発で直る率が上がります。
5. Gitでセーブ
いい感じになったら、セーブポイントを打つ。Claudeに頼むだけでいい:
Gitで管理を始めて、今の状態をコミットして
git init して git commit してくれる。1つ目のセーブ完了。
6. GitHubに上げる
続けて:
GitHubに patient-info-site という名前のリポジトリを作ってpushして
Claudeが gh repo create と git push をやる。GitHubに上がった。
gh コマンドが無いと言われたら
GitHub CLI(ghコマンド)が入ってないPCもある。「GitHub CLIを入れて」とClaudeに頼めば、手順を案内してくれます。
7. Vercelで公開
前のレッスンのやり方で:
- vercel.com ダッシュボード
- Add New... > Project
patient-info-siteを Import- Deploy
1分くらいで https://patient-info-site.vercel.app が発行される。
開いてみる。
ネットに出てます。
やったことを振り返る
7ステップでやったこと:
- フォルダ作った
- CLAUDE.mdで仕様を書いた
- Claudeに作ってもらった
- 会話で直した
- Gitでセーブ
- GitHubに上げた
- Vercelで公開
コードを1行も書いてない。
これが2026年現在、非エンジニアでもアプリを1本作って公開できる仕組み。
使い回せるCLAUDE.mdひな形
次に何か作りたくなった時、これをベースにすればいい。書き換える部分だけカスタムする。
# プロジェクト名
## このプロジェクトについて
(何を作るか、誰が使うか、2-3行で)
## 技術
- Next.js(App Router)
- TypeScript
- Tailwind CSS
## デザイン
- (色、雰囲気、参考サイトのURLがあれば)
- スマホ優先
- (こだわり)
## ページ
- (箇条書き)
## 機能
- (必要なら)
## 守ってほしいこと
- 個人情報を含めない
- 医療情報には「医師に相談を」を添える
- (そのプロジェクトで守ってほしいルール)
技術の部分は、最初はコピペでいい。自分が書くのは「何を作るか」「誰のためか」「どう見えるべきか」の3つだけ。
ここまでのまとめ
11講前のあなた: ターミナル開いたこともない
今のあなた: 自分で作ったWebアプリをネットに公開した
11講分の積み重ね、結構大きい。ここから先、どんなアイデアでも形にできる土台があなたの手元にある。
次は?
最後のレッスンは、CoWorkとClaude Code、どう使い分ける?。ここまで両方触ってきた感覚を、一度言語化して整理する締めの回。
その先にもう一歩進みたくなったら、実践編(CC201)でこんな話を扱います。
- MCP: Claudeを外部サービス(Googleカレンダー、Notion、DB)とつなぐ
- マルチエージェント: 複数のClaudeを同時並行で走らせる
- スケジュール/Dispatch: 自動化を一段深くする
- Claude API: 自分だけのAIツールを作る
まずは 今日学んだことで何か作ってみてほしい。1講で書き出したアイデア、今なら本当に作れる。
明日のアクション
1講目で書き出した「こんなツールあったら」のアイデアを、今日の手順で実際に作ってみてください。
- CLAUDE.mdを書く → Claudeに頼む → 修正の会話 → Git → デプロイ
詰まったら 「うまくいかない。こういうエラーが出てる」 とClaudeに貼り付ければ、だいたい助けてくれます。
