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加工工程:Claude Codeを中心にした選び方
レッスン 4 / 6|8分で読めます

加工工程:Claude Codeを中心にした選び方

AIツールが乱立する加工工程で、なぜClaude Codeを軸に据えるか。ChatGPT・Claude・Cursor・画像生成との使い分けを工程の論理から整理する。

Claude Codeの3層構造図。エージェント層(paper-section-drafter, article-writer, strategy-designer, security-reviewer)/スキル層(slide-starter, medical-fact-check, paper-writer, web-article-diagram-jp)/メモリ層(user_profile, feedback_*, project_*, reference_*)の3レイヤーが積み重なっている
エージェント・スキル・メモリで、加工工程を再現性ごと拡張する。

このレッスンで持ち帰るもの

  • 加工工程は「最も投資する工程」である理由
  • 岡本がClaude Codeを軸に据えた根拠(3層構造の話)
  • ChatGPT/Claude/Cursor/画像生成ツールの守備範囲の違い
  • 「加工に1工程の上限を超えて投資する」例外ルール

加工工程は例外的に「複数ツールOK」の工程

これまでのレッスンで「1工程あたり原則1つ、多くて3つ」と書いてきた。

加工工程はこれの例外。AI時代に最も拡張された工程であり、ここに最大の投資をする。

理由は単純で、加工工程は目的別に求められる出力フォーマットがバラバラだからだ。

  • 文章なら言語モデル(ChatGPT/Claude)
  • 画像なら画像生成モデル(gpt-image-2, gemini-3-pro-image-preview)
  • コードならIDE統合型(Claude Code, Cursor)
  • 自動操作ならブラウザ操作系(Playwright MCP)

これらは目的が違うので役割が重ならない。複数あっていい。

ただし、「同じことを別のツールでやる」のはダメ。同じ文章生成にChatGPTとClaudeを毎回両方使うのは判断コストの増加でしかない。


岡本が軸に据えたのはClaude Code

加工工程の中心に置いたのはClaude Code(claude.com/product/claude-code)。

Claude Code公式ページ。「Built for developers」「Work with Claude directly in your codebase. Build, debug, and ship from your terminal, IDE, Slack, or the web.」のメッセージとインストールコマンド
Anthropic公式の打ち出しは「開発者のために作られた」。ターミナル・IDE・Slack・Webから直接Claudeと協業できる。

選んだ理由は3層構造を持つから。

1層目: エージェント

特定タスクに最適化された「専門家AI」を呼び出せる。

  • 論文執筆 → paper-section-drafter
  • 記事執筆 → article-writer
  • 戦略分析 → strategy-designer
  • セキュリティ → security-reviewer

タスクごとに別々のチャットを立ち上げ直す必要がない。コマンドで切り替わる。

2層目: スキル

業務テンプレートをスキルとして登録しておくと、自動的に呼び出される。

  • スライド作成 → slide-starter
  • 医学ファクトチェック → medical-fact-check
  • 論文執筆ワークフロー → paper-writer
  • 図解生成 → web-article-diagram-jp

「この種類のタスクはこの手順で進める」が自動化される。

3層目: メモリ

過去の会話・嗜好・プロジェクト文脈が永続化される。

毎回「岡本は小児科医で〜」「文体は〜」と説明し直す必要がない。Claude側が記憶を持つ。


ChatGPT・Claude(Web版)との使い分け

Claude Codeは強力だが、すべてをClaude Codeでやる必要はない。

Web版のChatGPT/Claudeは今でも次の用途に有用:

  • 短時間の単発質問(CLIを起ち上げるほどでもない)
  • 画像理解(素早く写真について聞きたいとき)
  • 移動中のスマホでのやり取り
  • 重要判断のクロスバリデーション(同じ問いを別モデルに投げる)

岡本の運用:日常作業はClaude Code、移動中はClaude Web、重要判断はChatGPT併用で第二意見を取る。


Cursorとの使い分け

開発作業の補助ツールとしてCursor(cursor.com)を併用している。

Cursor公式ページ(日本語版)。「Cursorは、圧倒的な生産性を実現するために設計された、AIコーディングの最適な方法です。」のメッセージと、Cursor DesktopとCursor CLIの実画面
Cursorは「IDEの中でAIと一緒に書く」アプローチ。Claude Codeは「AIにIDEを操作してもらう」アプローチ。視点が逆。
  • Claude Code: 設計・実装・テスト・デプロイの一気通貫の作業
  • Cursor: コードを「読む」作業、特に大きいリポジトリの探索

両方使ってよい。ただし同じファイルに対して両方から手を入れないルールは守る。


画像生成:gpt-image-2が第一選択

画像生成は加工工程の重要な分岐。岡本のルール:

  1. 第一選択: gpt-image-2(OpenAI)
  2. 第二選択: gemini-3-pro-image-preview(Google)

理由は出力品質。gpt-image-2は文字付き画像・図解・人物画の精度が高い。失敗時はgeminiを試す。

NanoBanana ProはGemini系のバリエーション。診療向けの図解で活用している。

画像生成のルール:

  • 純白背景
  • 横長(縦長は使わない)
  • 文字は最小限(誤植リスクを避ける)

このコース全体のヒーロー図解も、すべてこのルールでgpt-image-2から生成している。


Playwright MCP:自動操作

加工工程の隠れた主役。ブラウザ・アプリの自動操作で、人間の手間を減らす。

岡本の使用例:

  • noteの下書き自動投稿(公開は手動)
  • Vercelデプロイ後のスクリーンショット確認
  • 競合サイトの定点観測

「画面の中で起きてることを、AIに見させて、操作させる」工程。


加工工程まとめ

岡本の現在の加工スタックは、こう並んでいる。

目的ツール
メイン作業(設計・実装・テスト)Claude Code
単発質問・画像理解ChatGPT / Claude Web
大きいリポの探索Cursor
画像生成gpt-image-2 → gemini-3-pro-image-preview
自動操作Playwright MCP

5つあるが、目的が完全に分かれているので破綻していない。

加工工程に投資することは、AI時代の生産性投資の中心。ここを薄くすると、入力でいくら情報を集めても、出力が貧弱になる。


まとめ

  • 加工工程は4工程の中で例外的に複数ツール推奨
  • 軸はClaude Code。理由はエージェント・スキル・メモリの3層構造
  • ChatGPT/Claude Webは「単発・移動中・第二意見」用
  • Cursorは「コードを読む」専用、Claude Codeとは視点が逆
  • 画像はgpt-image-2が第一選択、自動操作はPlaywright MCP
  • 5ツールあっても目的が分かれていれば破綻しない

次のレッスンで

加工した情報を、後から取り出せる形で保管する保管・呼出工程。

Obsidian/Notion/GitHubの三本柱がなぜ必要か、二重持ちの正当化を整理する。