第4回 Notion/Slack/Calendar 連携
3つを繋ぐと何が変わるか
朝のメモ
今日の外来での気づきをNotionの「外来メモ2026-05」ページに追記して。
・RSウイルスの季節外れのピーク? 1ヶ月で3件目
・解熱後再発熱が多い印象。後で文献確認
スケジュール登録
チームへの共有
これが全部、ClaudeまたはClaude Codeへの一文で、アプリを切り替えずに動きます。
Notion MCPを繋ぐ
APIキーを取得する
Notionのインテグレーションページで発行
ページを共有する
操作させたいページにインテグレーションを追加
MCPを追加する
claude mcp add notion で接続
Notionのインテグレーションページで「新しいインテグレーション」を作成します。名前は何でもOK(例:「Claude MCP」)、種類は「Internal integration」を選択。「Submit」を押すと「Internal Integration Token」(secret_xxxxxx...)が表示されるので、コピーして安全な場所に保存します。
MCPがアクセスできるのは、明示的に共有したページだけです。Claudeに操作させたいページを開き、右上の「...」→「Connections」→ 作成したインテグレーションを追加します。
claude mcp add notion
設定ファイルへの追記例:
{
"notion": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@notionhq/notion-mcp-server"],
"env": {
"NOTION_API_KEY": "secret_xxxxxx..."
}
}
}
動作確認:
ページが返ってきたら接続成功です。
SlackはClaude Tagを第一候補にする
2026年6月23日、AnthropicはSlackで@Claudeを呼び出してチームの仕事を任せられる Claude Tag を発表しました。
Claude Team / Enterpriseの組織では、Slack上のチャンネルごとにClaudeを参加させ、管理者が許可したツール、データ、コードベースを使わせることができます。既存のClaude in Slackは新しいClaude Tag体験へ移行予定です。
参考: Anthropic公式発表 / Claude Help Center
Claude Tagでできること
Claude Tagでできること
チャンネルで呼ぶ
@Claudeでスレッド内に作業を依頼する
文脈を覚える
共有文脈を覚え、同じチームメンバーが途中から引き継げる
権限を管理する
管理者がアクセス権・利用上限・監査ログをチャンネル単位で管理
段階的に進める
タスクを分けて進め、完了したらスレッドに結果を返す
個人でも使う
DMやAI assistant panelから個人用のClaudeとしても使える
医療現場では、Claude Tagが「個人のチャット」ではなく「チャンネルにいるAIメンバー」になる点に注意が必要です。 外来チーム、研究チーム、運営チームで、見える情報と記憶を分ける設計が必要になります。
まず確認すること
- Claudeの契約がTeamまたはEnterpriseか
- Slack管理者がClaudeアプリを承認できるか
- Primary OwnerまたはOwnerがClaude Tagのチャンネル、権限、利用上限を設定できるか
- 患者情報や未公開情報を含むチャンネルに入れない運用になっているか
Claude Tagの動作確認
まずは患者情報を含まないテストチャンネルで試します。
このとき、ClaudeがNotionに書けるかどうかは管理者が許可した権限に依存します。
Slack MCP/APIを使う場面
Claude Tagが使えない個人利用、Team / Enterprise外の環境、または独自Botとして細かい投稿制御をしたい場合は、従来どおりSlack MCPまたはSlack APIを使います。
代表的なBot Token Scopesは次の3つです。
channels:readchannels:historychat:write
{
"slack": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-slack"],
"env": {
"SLACK_BOT_TOKEN": "xoxb-...",
"SLACK_TEAM_ID": "T0XXXXXXXX"
}
}
}
APIキーやBot Tokenはファイルに直書きせず、環境変数やローカルの秘密情報管理に置きます。 患者情報を含む投稿を自動化しないことも、最初のルールにしてください。
Google Calendar MCPを繋ぐ
Google CloudでOAuth設定
Calendar APIを有効化しOAuthクライアントIDを発行
MCPを追加する
claude mcp add google-calendar で接続・初回はブラウザ認証
Google Cloud Consoleでプロジェクトを作成し、Google Calendar APIを有効化します。「認証情報」→「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」。アプリケーションの種類は「デスクトップアプリ」を選択し、JSONファイルをダウンロードして安全な場所に保存します(例:~/.google_credentials.json)。
claude mcp add google-calendar
初回実行時にブラウザが開き、Googleアカウントでの認証を求められます。認証を完了すると、ローカルにトークンが保存されます。
動作確認:
カレンダーの予定が返ってきたら成功です。
3つを組み合わせて使う
例1:論文検索→保存→勉強会登録
3つのMCPが順番に動きます。 PubMed検索 → Notion追記 → Calendar登録。
実サービスに書き込む前に、まずは「実行しないで下書きに分けて」と明示します。この段階では、まだ「自動で送る」ことよりも、出口を分けることが大事です。
- Notionには残す文章
- Calendarには日時とタイトル
- Slackには短く共有する文面
例2:外来の振り返り記録
Claude Tagを使う場合は、Slack側で@Claudeに依頼してNotion更新まで任せる形でも同じ流れを作れます。
例3:週の始まりのブリーフィング
よくある接続トラブル
よくある接続トラブル
Notionのページが見えない
共有設定をしていないページはアクセスできない
Claude Tagが使えない
Team / Enterprise以外では使えない場合がある
Slack MCP/APIのメッセージが送れない
Bot Token Scopesを確認する
Googleカレンダーの認証が通らない
OAuth同意画面の設定を確認する
セキュリティの注意
Claude TagやMCPを繋ぐと、Claudeは外部サービスに読み書きできます。
SlackやNotionへの書き込みは、Claudeの指示次第でどのチャンネル・ページにも行くことがあります。誤送信を防ぐため、最初のうちは具体的なチャンネル名・ページ名を指示に含める習慣をつけてください。指示が具体的なほど、意図しない場所への書き込みを防げます。
指示の具体性で誤送信を防ぐ
Slackに送って
Notionに書いて
Slackの#general-devチャンネルに送って
Notionの『研究メモ』ページに追記して
Claude Tagでは、さらにチャンネルごとの記憶、ツール権限、利用上限、監査ログを確認します。 医療情報を扱うチャンネルに入れる前に、PHIを含まない運用で十分に試してください。
演習:実際に試す
3つのうち、自分が最もよく使うツールを1つ選んで繋いでみてください。
繋いだら、自分の業務に近い指示を1つ送ってみます。
たとえば Notion を選んだなら:
動いたら成功です。 次のレッスンに進む前に、少なくとも1つ繋いでおくことをおすすめします。