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レッスン 4 / 8|9分で読めます

Notion/Slack/Calendar 連携

医療者が毎日使う3つのツールをClaudeに繋ぐ。メモ・コミュニケーション・スケジュールが、話しかけるだけで動く。

Vibe Coding Level 301 連携編

第4回 Notion/Slack/Calendar 連携

このレッスンで終わる頃には

  • Notion・Slack・Googleカレンダーの各MCPを接続できる
  • 「論文をNotionに保存して、カレンダーに勉強会を入れて」を1コマンドで実行できる
  • 複数MCPを組み合わせた指示の書き方がわかる

3つを繋ぐと何が変わるか

3つのMCPを繋いだ後の世界を、先に見てもらいます。

朝のメモ

今日の外来での気づきをNotionの「外来メモ2026-05」ページに追記して。
・RSウイルスの季節外れのピーク? 1ヶ月で3件目
・解熱後再発熱が多い印象。後で文献確認

スケジュール登録

7月17日の13時から2時間、「日本デジタル医学会 AIワークショップ」を
カレンダーに入れておいて。場所は札幌コンベンションセンター。

チームへの共有

Slackの#研修医チャンネルに「今週のケースカンファは木曜19時からです」と送っておいて

これが全部、Claude Codeへの一文で動きます。 自分でアプリを切り替える必要はありません。


Notion MCPを繋ぐ

1. Notion APIキーの取得

Notionのインテグレーションページにアクセスします。

「新しいインテグレーション」を作成します。 名前は何でもOK(例:「Claude MCP」)。 「Internal integration」を選択。

「Submit」を押すと、「Internal Integration Token」が表示されます。 secret_xxxxxx... という形式の文字列です。 コピーして安全な場所に保存します。

2. NotionのページをMCPに共有する

MCPがアクセスできるのは、明示的に共有したページだけです。 Claudeに操作させたいページを開き、右上の「...」→「Connections」→ 作成したインテグレーションを追加します。

操作対象のデータベースやページには、事前に共有の設定が必要です。

3. MCPを追加する

claude mcp add notion

設定ファイルへの追記例:

{
  "notion": {
    "command": "npx",
    "args": ["-y", "@notionhq/notion-mcp-server"],
    "env": {
      "NOTION_API_KEY": "secret_xxxxxx..."
    }
  }
}

動作確認

Notionで「研究メモ」というタイトルのページを検索して

ページが返ってきたら接続成功です。


Slack MCPを繋ぐ

1. Slack APIキーの取得

Slack APIにアクセスして、新しいアプリを作ります。

「Create New App」→「From scratch」→アプリ名とワークスペースを設定。

「OAuth & Permissions」ページで、Bot Token Scopesに以下を追加します:

  • channels:read
  • chat:write
  • channels:history

「Install to Workspace」を押し、「Bot User OAuth Token(xoxb-...)」をコピーします。

2. MCPを追加する

claude mcp add slack

設定ファイルへの追記例:

{
  "slack": {
    "command": "npx",
    "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-slack"],
    "env": {
      "SLACK_BOT_TOKEN": "xoxb-...",
      "SLACK_TEAM_ID": "T0XXXXXXXX"
    }
  }
}

Team IDは、SlackのURLの app.slack.com/client/TXXXXXXXX/ の部分から確認できます。

動作確認

Slackのチャンネル一覧を見せて

チャンネル名が返ってきたら成功です。


Google Calendar MCPを繋ぐ

1. Google Cloud のOAuth設定

Google Cloud Consoleでプロジェクトを作成し、Google Calendar APIを有効化します。

「認証情報」→「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」。 アプリケーションの種類は「デスクトップアプリ」を選択。

JSONファイルをダウンロードし、安全な場所に保存します(例:~/.google_credentials.json)。

2. MCPを追加する

claude mcp add google-calendar

初回実行時にブラウザが開き、Googleアカウントでの認証を求められます。 認証を完了すると、ローカルにトークンが保存されます。

動作確認

今週の予定を見せて

カレンダーの予定が返ってきたら成功です。


3つを組み合わせて使う

3つ繋いだら、組み合わせた指示を出せます。

例1:論文検索→保存→勉強会登録

PubMedで小児のRSウイルス治療に関する2022年以降の論文を3本検索して、
要約をNotionの「文献メモ」ページに追記してください。
また、来週水曜の19時から1時間「RSウイルス勉強会」をカレンダーに入れておいて。

3つのMCPが順番に動きます。 PubMed検索 → Notion追記 → Calendar登録。

例2:外来の振り返り記録

今日の気づきをNotionに記録して。
・10代の起立性調節障害の子、学校との連携が難しいケース
・薬剤アレルギーの確認フローを見直したい

記録したら、Slackの#チーム共有に「今日の外来振り返り、Notionに書きました」と投稿して

記録と共有が一発で終わります。

例3:週の始まりのブリーフィング

今週の予定をGoogleカレンダーから確認して、
外来・学会・締め切りの種類別に整理してNotionのWeekly Noteページに書き込んでください

月曜の朝に1回送るだけで、週次整理が終わります。


よくある接続トラブル

Notionのページが見えない

MCPに共有設定をしていないページはアクセスできません。 対象のページ・データベースに、インテグレーションを追加してください。

Slackのメッセージが送れない

Bot Token Scopesに chat:write が入っているか確認してください。 設定変更後は「Reinstall App」が必要です。

Googleカレンダーの認証が通らない

Google Cloud のOAuth同意画面の設定を確認してください。 テストユーザーとして自分のGoogleアカウントを追加すると解消することがあります。


セキュリティの注意

3つのMCPを繋ぐと、Claudeはこれらのサービスに書き込みができます。

SlackやNotionへの書き込みは、Claudeの指示次第でどのチャンネル・ページにも行くことがあります。 誤送信を防ぐため、最初のうちは具体的なチャンネル名・ページ名を指示に含める習慣をつけてください。

「Slackに送って」より「Slackの#general-devチャンネルに送って」。 「Notionに書いて」より「Notionの『研究メモ』ページに追記して」。

指示が具体的なほど、意図しない場所への書き込みを防げます。


まとめ

  • Notion:インテグレーションAPIキーを作り、ページに共有設定
  • Slack:Bot TokenにScopes設定とワークスペースへのインストール
  • Calendar:Google Cloud OAuthで認証
  • 3つを組み合わせると、「検索→記録→共有→スケジュール」が1コマンドで動く

次は Lesson 05。スマホからPCに仕事を投げるDispatchで、外来の合間をもっと活用します。


演習:実際に試す

3つのうち、自分が最もよく使うツールを1つ選んで繋いでみてください。

繋いだら、自分の業務に近い指示を1つ送ってみます。

たとえば Notion を選んだなら:

Notionで最近更新したページを3つ教えて

動いたら成功です。 次のレッスンに進む前に、少なくとも1つ繋いでおくことをおすすめします。