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Deep Researchは何が違うのか

検索でも、ふつうのチャットでもない。Deep Researchは「調べ物を計画して、巡回して、引用付きでまとめる」自律的な下調べ。何に向き、何に向かないかを最初に仕分ける。

  • レッスン 1 / 6
  • 7分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 検索・チャットと違いDeep Researchが計画・巡回・引用付きレポートまで自律で進めると説明できる
  • 学会準備・抄読会の下調べなど向く仕事と、その場の臨床判断など向かない仕事を仕分けられる
  • レポートは地図であり引用は原文に当たって確かめる必要があると判断できる

生成AIの機能の中で、医師の時間を最も大きく取り戻すのが Deep Research です。ただし、使いどころを間違えると期待外れに終わります。まず、これが何者かをはっきりさせます。

検索でも、チャットでもない

ふつうの検索は、キーワードに合うページを一覧で返すだけ。ふつうのチャットは、1回のやりとりでそれらしい答えを返すだけ。Deep Research はその中間で、もっと粘り強い動きをします。

01

計画を立てる

質問を調べる項目に分解する

02

情報源を巡回

複数のサイト・論文を次々に読む

03

レポートにまとめる

引用付きの一つの文書にする

Deep Researchの3ステップ

人間がやると数時間かかる下調べを、指示ひとつで自律的に進める。「学会発表のために、あるテーマの最近の動向を整理したい」なら、検索して何本も開いて読んでメモする半日仕事を、Deep Research は下請けに出すイメージです。

向く仕事、向かない仕事

強力ですが万能ではありません。仕分けが要ります。

向く仕事、向かない仕事

向く仕事

学会準備・抄読会の背景の下調べ(あるテーマの最近の流れをつかむ)

臨床疑問のとっかかりを作る(何を調べればいいかの地図を得る)

複数の情報源を横断してまとめる作業(1本ずつ読む前の見取り図)

向かない仕事

その場の臨床判断(目の前の患者の治療を、これで決めてはいけない)

最新性が命の情報(学習データや巡回範囲の外にある、ごく最近の改訂)

一次情報そのものの代わり(レポートは下調べであって、原文ではない)

「調べ物のとっかかり」には最高の相棒、「最終判断の根拠」には不適

レポートは「地図」であって「目的地」ではない

Deep Research が返すレポートは、よくできた地図です。全体像を素早く見せてくれますが、目的地そのものではありません。レポートに載った引用は、必ず原文に当たって確かめる。これは前提です。AIが引用を捏造することは検証入門コースでも扱うテーマで、Deep Research も例外ではありません。

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