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文脈を積む:指示、プロジェクト、スキル、コネクタ

  • レッスン 3
  • 11分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 「Instructions for Claude」とプロジェクト指示の違いを説明し、使い分けられる
  • プロジェクトを作り、指示・スケジュールタスク・コンテキスト・記憶をまとめられる
  • スキルとコネクタが、依頼のたびに同じ説明を繰り返す手間をどう減らすかを説明できる

最初の1本を任せてみると、あることに気づきます。毎回の依頼で、同じ前提を説明し直していないでしょうか。「うちの部署では」「いつもの形式で」「この言い方は避けて」。この手の説明は、一度どこかに書いておけば、次からは書かなくて済みます。

Coworkには、そのための置き場所が4つあります。効く範囲が狭い順に、スキル・コネクタは「やり方」と「つなぐ先」、プロジェクトは「1つの仕事の流れ」、アカウント全体の指示は「自分が誰か」です。今回はこの4つを順番に見ていきます。


アカウント全体に効く指示を書く

すべての会話に共通して効かせたい前提は、アカウント全体の設定として書いておけます。設定名は「Instructions for Claude」で、書いた内容はチャットだけでなくCoworkにも適用されます。

補足

「Global instructions」という名前だった時期がある

これまでCoworkには「Global instructions」という名前の設定がありました。統合後の新しいClaude体験では、この内容はアカウント全体の「Instructions for Claude」に統合されています。呼び名は変わりましたが、全会話に効くという役割は変わっていません。

書く内容は、自分の役割・よく使う略語・好みの文体や形式といった、どの仕事にも共通する前提です。特定の案件にしか関係しない細かい話は、ここには書きません。それは次のプロジェクトの役割です。


プロジェクトで1つの仕事の流れをまとめる

プロジェクトは、特定の仕事の流れ専用のワークスペースです。顧客ごとの対応、毎月の定例レポート、ある企画の立ち上げなど、繰り返し戻ってくる仕事の単位で作ります。

指示

そのプロジェクト内の会話だけに効く、トーンや書式、進め方のルール

スケジュールタスク

このプロジェクトに紐づく定期実行の設定

コンテキスト

参照するローカルフォルダ、既存のチャットプロジェクトへのリンク、参考URL

記憶

これまでのやり取りから、Claudeが自動で積み上げていく文脈

プロジェクトに含まれる4要素

プロジェクトの指示は、アカウント全体の指示と違い、そのプロジェクトの中の会話にしか効きません。プロジェクトを立ち上げる方法は3通りあります。ゼロから作る、既存のチャットのやり取りを取り込む、コンピュータの既存フォルダをそのまま使う、のいずれかです。

一度プロジェクトを作っておけば、次に同じ仕事の流れで依頼するとき、前提を毎回書き直す必要がなくなります。プロジェクトの外で始めた会話は、アカウント全体の指示を除いて、毎回ゼロから始まる点も覚えておいてください。


スキルで「やり方」を教える

指示が「何を大事にするか」を伝えるものだとすれば、スキルは「どう進めるか」という手順そのものを教える場所です。決まったやり方があるのに、毎回同じ手順を説明し直している仕事があれば、スキル化の候補です。

スキルの作り方は2通りあります。

スキルを作る2つの方法

タスクを録画して作る

Coworkで普段どおりに1つの仕事を進め、完了後にClaudeへ提案してもらう形です。実際にやったことがそのままスキルの土台になります。

ファイルとして自分で書く

手順を書いたファイルをフォルダにまとめ、圧縮してアップロードする形です。必須なのは、名前と、どんな場面で使うかを説明する短い説明文の2つだけです。

説明文は、Claudeがそのスキルをいつ呼び出すかを判断する材料になります。「議事録を整える」のような広すぎる説明より、「週次会議の議事録を、決定事項・担当者・期日の順に整える」のように、何を・いつ使うかが具体的な説明のほうが、狙ったときに呼び出されやすくなります。

作ったスキルは、チャット・Cowork・Claude Codeのどこでも同じものが使えます。有効にする・無効にするはトグル1つで切り替えられます。


コネクタでつなぐ先を増やす

コネクタは、Claudeがメールやカレンダー、社内のツールなど、外部のアプリやサービスに手を伸ばすための接続です。接続するとClaudeはそのサービスのデータを読み取り、必要ならアクションも実行できるようになります。

注意

コネクタの権限は「その人の権限」をそのまま引き継ぐ

コネクタをつないでも、元のサービスで自分がアクセスできない情報にはClaudeもアクセスできません。逆に言えば、元のサービスで見られる範囲は、コネクタ経由でも見られるということです。チームで使う場合、管理者は読み取り・書き込みなど特定のアクションを制限できます。

接続は、チャット画面の入力欄の近くにある追加ボタン、またはカスタマイズ設定のコネクタの一覧から行います。仕事で使うツールをあらかじめつないでおくと、依頼のたびに「このデータはこのツールにあります」と説明する手間が減ります。


今日のまとめ

3行で振り返ります。

  • 全会話に効く前提は「Instructions for Claude」、特定の仕事の流れに効く前提はプロジェクトの指示に書く
  • プロジェクトは指示・スケジュールタスク・コンテキスト・記憶の4要素を持ち、繰り返す仕事の単位で作る
  • 決まった手順はスキルに、外部ツールへの接続はコネクタに任せると、依頼のたびの説明が減っていく

次のレッスンでは、この積み重ねた文脈を使って、決まった時間に自動で動くタスクの作り方を見ていきます。

セルフチェック

1. 「Instructions for Claude」とプロジェクトの指示の違いとして正しいのはどれですか。

2. プロジェクトに含まれる4要素の組み合わせとして正しいのはどれですか。

3. コネクタの権限について正しい説明はどれですか。

SourceARTICLE
Understanding Claude's personalization features

「Instructions for Claude」とプロジェクト指示の違いをまとめた公式ヘルプ記事

WebClaude Help Center参照日 2026-09-27
support.claude.com/en/articles/10185728-understanding-claude-s-personalization-features
SourceARTICLE
Organize your tasks with projects in Claude Cowork

プロジェクトの4要素と作成方法を説明する公式ヘルプ記事

WebClaude Help Center参照日 2026-09-27
support.claude.com/en/articles/14116274-organize-your-tasks-with-projects-in-claude-cowork

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