ここまで、フォルダを絞って仕事を任せ、文脈を積み重ね、プラグインで仕事の型を入れ、任せる前の確認どころを見てきました。最後のレッスンでは、自分が育てたスキルやプラグインを、自分だけのものにせず、チームや組織に広げる方法を見ていきます。
自分のスキルを人に渡す
前のレッスンで、プラグインは使いながら自分たちの型に育っていくと述べました。育ったスキルやプラグインは、自分の中だけに留めておかなくても構いません。
トグルを有効にして、特定のメンバーと個別に共有する
部署やチームといったグループ単位で共有する
組織全体のライブラリに提出する。レビューを経て、組織内で使えるようになる
一度に組織全体へ発行する必要はありません。まず自分の仕事で試し、うまく回ることを確かめてから、近くの同僚に共有し、それでも問題なければ組織のライブラリに提出する、という段階を踏むほうが無理がありません。
自分で試す
何度か実際の仕事で使い、結果を確かめる
近くの同僚に共有する
Skill sharingやShare with groupsで小さく試す
組織のライブラリに提出する
Publish to orgでレビューを経て組織全体に広げる
組織のライブラリに提出したものは、レビューを経て使えるようになります。誰が更新の担当を持つのかを、提出する前に決めておくと、あとから「誰が直すのか」で迷いません。
組織で広げる: 管理者が制御する項目
Team・Enterpriseプランでは、Coworkの使い方そのものを管理者が組織単位で制御できます。個人の判断だけでなく、組織としての線引きがあることも知っておいてください。
組織設定からCowork自体の利用可否を切り替える
Teamプランは既定で有効、Enterpriseプランは既定で無効。管理者が切り替え可能
メンバーがこのモードを使えるかどうかを組織単位で制御する
書き込み系のツールで「常に許可」を選べるかどうかを制御する
「デフォルトインストール」「利用可能」「必須」「利用不可」の4段階で配布を管理する
自分の組織でどこまで許可されているかは、実際に設定画面を開かないと分からないことが多いです。「Automatically approve」が選べない、コネクタの接続が制限されている、といった場面に出会ったら、故障ではなく組織の方針である可能性をまず考えてください。
このコースの次に
Coworkの基本の型は、フォルダ・頼み方・確認モード・文脈の積み重ね・プラグイン・共有という一連の流れでした。ここから先は、関心に応じて枝分かれします。
自分でスキルを1から作り込みたくなったら、スキルを作るのコースで、作る側の実務を扱います。組織への導入を任される立場であれば、Claudeを組織に入れる:5つの決定のコースで、Cowork以外も含めた導入設計を見ていきます。
補足
出典について
このコースは、Anthropicが公開しているClaude Academyの「Claude Cowork入門」コースを参考に、AMPLが公式ドキュメントで裏取りしたうえで独自に書き起こしました。本文中の手順やUIの名称は、統合後の最新の公式ヘルプ記事に基づいています。
今日のまとめ
3行で振り返ります。
- 育てたスキルやプラグインは、Skill sharing・Share with groups・Publish to orgの3段階で、自分から同僚、組織全体へと段階的に広げられる
- Team・Enterpriseプランでは、Coworkの有効化からプラグインの配布レベルまで、管理者が組織単位で制御している項目がある
- Coworkの型が身についたら、スキル作りに深く入るか、組織導入の設計に進むか、関心に応じて次のコースを選べる
このコースはここまでです。お疲れさまでした。
セルフチェック
1. スキルやプラグインの共有方法として、本文で紹介されている3段階の組み合わせはどれですか。
2. Team・Enterpriseプランでのクラウドセッションの既定設定として正しいのはどれですか。
3. 「Automatically approve」モードが自分の画面で選べないとき、本文が勧める考え方はどれですか。