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臨床実践|プロンプト

Emergency Protocol Guide

救急対応のプロトコルを時系列で提示します。

Ken OkamotoKen Okamoto|2026-02-145分で読めます
救急対応臨床応用

Emergency Protocol Guide

概要

救急対応における初期評価から治療開始までのプロトコルを、時系列で整理してAIに提示させるプロンプトです。当直中の迅速な対応手順確認、研修医の学習、シミュレーション準備などに活用できます。

プロンプトテンプレート

以下の救急病態に対する初期対応プロトコルを、ABCDEアプローチに基づき時系列で提示してください。

# 救急病態
[emergency_condition]

# 患者情報(判明している場合)
- 年齢/性別: [年齢/性別]
- バイタルサイン: BP [値], HR [値], SpO2 [値], RR [値], BT [値]
- 既往歴: [既往歴]
- アレルギー: [薬剤アレルギー]
- 現在の内服薬: [内服薬]

# 出力形式

## Phase 1: 初期評価(0-5分)
### A(Airway)気道
- 評価項目と異常所見
- 介入の適応と手技

### B(Breathing)呼吸
- 評価項目と異常所見
- 酸素投与の基準

### C(Circulation)循環
- 評価項目と異常所見
- 輸液・昇圧薬の適応

### D(Disability)意識
- GCS/JCSの評価
- 瞳孔所見の確認

### E(Exposure)体表
- 全身観察のポイント
- 体温管理

## Phase 2: 初期対応(5-15分)
- モニタリング開始項目
- 緊急検査オーダー(血液ガス、血算、生化学、心電図、画像)
- 初期治療(具体的な薬剤名・投与量を含む)

## Phase 3: 診断と治療(15分以降)
- 鑑別診断リスト(確率の高い順)
- 確定診断に必要な検査
- 確定的治療
- 専門科コンサルトの判断基準

## Red Flags(見落とし厳禁の所見)
- 緊急度の高い所見リスト

## Pitfalls(よくある落とし穴)
- この病態で見落としやすいポイント

使用例

入力例

# 救急病態
アナフィラキシー

# 患者情報
- 年齢/性別: 35歳女性
- バイタルサイン: BP 78/40, HR 128, SpO2 92%, RR 28, BT 36.8
- 既往歴: 気管支喘息
- アレルギー: ペニシリン系(蕁麻疹の既往)
- 現在の内服薬: モンテルカスト
- 状況: 歯科でセフェム系抗菌薬投与10分後に全身蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下

期待される出力のポイント

  • 第一選択: アドレナリン 0.3mg 筋注(大腿外側)、効果不十分なら5-15分後に再投与
  • 輸液: 生理食塩水 急速投与(成人: 1-2L)
  • 気管支攣縮対応: サルブタモール吸入
  • 二相性反応のリスク(24-72時間後の再燃に備えた経過観察)
  • β遮断薬内服中の場合のグルカゴン使用
  • ペニシリン-セフェム交差反応の可能性

よくある失敗と対策

  • アドレナリンの投与経路を間違える: 筋注(IM)が第一選択。静注(IV)は心停止時のみ
  • バイタルサインを入力しない: 重症度判定に直結するため、必ず含める
  • 内服薬を省略する: β遮断薬服用患者はアドレナリンの反応が低下する
  • AIの出力を暗記代わりにする: あくまで確認・復習ツール。実際の救急対応ではACLS/PALSプロバイダーマニュアルを参照

活用のポイント

  • 当直前に想定される救急病態をリストアップし、各プロトコルを事前確認するのに有効
  • 研修医のシミュレーション教育で、症例を変えながら繰り返し使える
  • 「Phase 2の検査結果が以下でした」と追加入力して、動的にプロトコルを進めることも可能
  • JRC蘇生ガイドライン2020、日本アレルギー学会ガイドラインなど日本の基準に準拠するよう指示を追加するとよい

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