症状分析OPQRST
概要
OPQRST法は、症状を体系的に評価するための標準的なフレームワークです。Onset(発症様式)、Palliative/Provocative(増悪・寛解因子)、Quality(性状)、Region/Radiation(部位・放散)、Severity(程度)、Time(時間経過)の各要素から症状を分析します。このプロンプトは、記載された症状情報をOPQRSTに沿って整理し、不足している問診項目を指摘することで、効率的な情報収集を支援します。
安全に関する注意事項
このプロンプトは問診の補助ツールです。AIの提案を参考にしつつ、必ず直接患者さんと対話して情報を収集してください。AIは文章から推測するため、実際の臨床所見との乖離がある場合があります。
プロンプトテンプレート
以下の症状について、OPQRST法(Onset, Palliative/Provocative, Quality,
Region/Radiation, Severity, Time)に基づいて分析してください。
また、診断を絞り込むために追加で聴取すべき問診事項を3つ挙げてください。
# 症状記述
[患者の症状を自由記載で入力してください]
使い方
- 症状記述を入力: 患者が訴えている症状を、できるだけ患者の言葉に近い形で記載します。
- AIの分析を確認: OPQRSTの各要素について、記載された情報から読み取れる内容と、不明な点が整理されます。
- 追加の問診を実施: AIが提案する追加問診事項を参考に、患者への聴取を行います。
- 情報を補完して再分析: 追加情報を得た後、再度プロンプトに入力することで、より精度の高い分析が得られます。
使用例
以下の症状記述を入力した場合の分析例です。
# 症状記述
昨晩から急に右下腹部が痛くなり、歩くと響く感じがします。
今朝になって少し吐き気もあります。
AIは以下のように分析します。
OPQRST分析結果
| 要素 | 分析内容 |
|---|---|
| Onset | 昨晩に急性発症 |
| Palliative/Provocative | 歩行で増悪(体動時痛)。寛解因子は不明 |
| Quality | 「響く感じ」 — 腹膜刺激を示唆する可能性 |
| Region/Radiation | 右下腹部。放散痛の有無は不明 |
| Severity | 具体的な程度は不明(NRS未評価) |
| Time | 昨晩から持続。経時的変化は不明 |
追加問診事項
- 痛みの程度をNRS(0-10)で評価し、発症時と現在の変化を確認する
- 食欲の変化、最終排便・排ガスの時期、下痢の有無を聴取する
- 女性の場合、最終月経日と妊娠の可能性を確認する
活用のポイント
- 症状記述はできるだけ詳細に記載すると、AIの分析精度が向上します。
- OPQRSTのうち不明な項目が多い場合は、追加の問診を行ったうえで再分析を依頼してください。
- 救急外来での初期評価や、研修医の問診トレーニングにも活用できます。
- バイタルサインや身体所見の情報を追加すると、鑑別診断の提案も得られます。