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臨床実践|Tips

退院サマリー下書き

退院サマリーの下書きを作成させる

Ken OkamotoKen Okamoto|2026-02-145分で読めます
実践テクニック臨床応用

退院サマリー下書き

このテクニックとは

退院サマリーは、入院中の経過・治療・退院後の方針を次の担当医や地域の医療機関に伝えるための重要な文書です。しかし忙しい臨床現場では、退院直前の多忙な時間帯に丁寧なサマリーを書く余裕がないことも多く、後回しにされがちです。AIを使って患者情報を入力するだけで整形された叩き台を得ることで、作成時間を大幅に短縮できます。

このテクニックでは、患者の基本情報・入院経過・検査結果・退院処方・フォローアップ計画を構造化した形でAIに渡します。出力された下書きを医師が確認・修正するという流れにより、ゼロから書くよりも速く、かつ記載漏れが減った質の高いサマリーを作成できます。患者情報を入力する際は、個人が特定されない形(匿名化・仮名化)で使用してください。

基本パターン

あなたは病院の主治医です。以下の情報をもとに、次の担当医・紹介先が読む退院サマリーの下書きを作成してください。

【患者基本情報】
- 年齢・性別: [例: 72歳 男性]
- 入院期間: [例: 2026/01/10 〜 2026/01/20(11日間)]

【主病名・副病名】
- 主病名: [例: 急性心筋梗塞(前壁)]
- 副病名: [例: 2型糖尿病、高血圧症]

【入院の契機・現病歴】
[例: 胸痛を主訴に救急搬送。心電図でST上昇を認め、緊急CAGを施行。]

【入院中の経過・治療】
[例: PCI施行(LAD #6にDES留置)。術後経過良好。心リハ開始し、独歩退院。]

【主な検査結果】
[例: Peak CK 2500 U/L、EF 50%(退院前エコー)、HbA1c 7.8%]

【退院時処方】
[例: アスピリン100mg 1T、クロピドグレル75mg 1T、ビソプロロール2.5mg 1T(他省略)]

【退院時指示・生活指導】
[例: 塩分6g/日制限、運動制限(当面は散歩程度)、禁煙継続]

【今後のフォローアップ計画】
[例: 2週間後に当院心臓血管外科外来。かかりつけ医での血圧・血糖管理継続。]

出力形式:
1. 入院の要約(3〜4文)
2. 入院中の経過(箇条書き、時系列順)
3. 退院時状態と処方
4. 今後の注意事項・フォロー計画

医療での活用例

シナリオ

退院サマリーを書く時間がない。叩き台が欲しい。

プロンプト例

以下の情報から退院サマリーを作成してください:

患者基本情報: [年齢、性別]
入院期間: [入院日-退院日]
主病名: [病名]
入院経過: [経過]
検査結果: [主要な検査結果]
退院時処方: [処方]
退院時指示: [指示]
フォローアップ: [予定]

いつ使うべきか

  • 入院期間が長く、経過が複雑で書くべき内容が多い場合
  • 複数の退院サマリーが重なり、優先度をつけながら効率化したいとき
  • 退院直前・当日の多忙な時間帯に叩き台だけでも先に作りたいとき
  • 研修医や後期研修医がサマリーの記載形式を学ぶための参考例が欲しいとき
  • 地域連携先(かかりつけ医、回復期病院など)向けに平易な文体で書き直したいとき

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