本音を引き出すモード
このテクニックとは
AIはデフォルトで「安全・中立・建前」の回答をしやすく、「この研究の弱点は?」「この治療法の本当の問題点は?」と聞いても当たり障りのない答えが返ってくることがある。「本音で教えてください、建前なしで」と明示的に指定することで、より率直で批判的な視点の回答が引き出せる。
このテクニックが効くのは、自分の研究・論文・プレゼン・治療方針に対して「厳しいフィードバック」を求める場面だ。上司や査読者に指摘される前に、自分の考えの弱点を洗い出したいときに特に有用だ。「指導医に聞きにくい」「同僚の前では言えない」という状況のセーフな壁打ち相手としてAIを活用できる。
ただし、AIの「本音モード」はあくまで確率的なテキスト生成であり、本当の専門家的判断を代替するものではない。このテクニックで得た批判的視点を、実際の上級医・査読者・共同研究者へのフィードバック依頼の「事前準備」として活用するのが最も効果的な使い方だ。
基本パターン
本音で教えてください。建前や遠慮は不要です。
以下の[研究テーマ/論文/治療方針/発表内容]について、率直に批評してください。
特に:
- 最も深刻な問題点・弱点はどこか
- 査読者や上司が真っ先に指摘しそな点
- 「なぜこれでうまくいくと思うのか」と突っ込まれそうな箇所
- 改善しないと致命的になる点
遠慮なく指摘してください。自分を守るための優しいコメントは不要です。
【対象】
[評価してほしい内容・研究計画・論文の要旨・プレゼン原稿など]
医療での活用例
シナリオ
自分の研究テーマや論文の弱点を知りたい。上司には聞きづらい。
プロンプト例
本音で教えてください。建前抜きで、[トピック]について率直な意見をお願いします。問題点や改善すべき点があれば遠慮なく指摘してください。
いつ使うべきか
- 投稿前の論文の弱点を、査読者視点で洗い出したいとき
- 学会発表のスライドやプレゼン内容に対して厳しいフィードバックを求めたいとき
- 自分が立てた研究計画・仮説に「穴はないか」を批判的にチェックしたいとき
- 上級医や指導医には聞きにくい「この治療方針は本当に正しいか」を壁打ちしたいとき
- 倫理申請書や研究プロトコルの弱点を提出前に自己チェックするとき