エビデンス要約依頼
このテクニックとは
治療選択に迷ったとき、PubMedで一から文献を探すのは時間がかかる。「有効性・安全性・ガイドライン推奨・特定患者群での注意点」という4軸でAIに比較整理を依頼すると、臨床判断に使える要約が素早く得られる。
このテクニックが特に力を発揮するのは、「A薬とB薬、どちらが適切か」という比較の場面だ。単純に「どちらが良いか」と聞くよりも、比較の軸を明示することで、有効性・安全性・コスト・患者背景別の注意点がそれぞれ整理される。これにより「この患者にはなぜAを選んだか」という記録・説明も書きやすくなる。
主要な臨床試験名(例:EMPA-REG OUTCOMEやDECLARE-TIMI 58など)を含めるよう指定しておくと、後で文献確認しやすくなり、AIの出力の信頼性チェックにも役立つ。
基本パターン
[疾患名]に対する以下の治療選択肢について、エビデンスを比較整理してください。
【比較する治療選択肢】
- 選択肢A:[薬剤名/治療法]
- 選択肢B:[薬剤名/治療法]
(必要に応じて追加)
【比較の観点】
1. 有効性(主要エンドポイント、NNT、相対リスク減少など)
2. 安全性(主な副作用、NNH、禁忌)
3. ガイドラインの推奨(日本・米国・欧州の主要ガイドライン、推奨グレード)
4. 特定の患者群での注意点(高齢者・CKD・肝機能障害・妊婦など)
5. 主要な臨床試験名(あれば)
最後に、典型的な患者像ごとの使い分けの考え方をまとめてください。
医療での活用例
シナリオ
治療選択に迷っている。エビデンスをサッと確認したい。
プロンプト例
[疾患]に対する[治療選択肢]について、エビデンスを比較してください:
- 有効性
- 安全性
- ガイドラインの推奨
- 特定の患者群での注意点
主要な臨床試験があれば含めてください。
いつ使うべきか
- 複数の薬剤や治療法の中から患者に最適なものを選ぶ際に根拠を整理するとき
- カンファレンス・回診で「なぜこの治療を選んだか」をエビデンスで説明する準備をするとき
- 専門外の疾患を担当し、ガイドラインの概要と治療選択の考え方を素早く把握したいとき
- 抄読会や研究会の発表で、ある治療分野のエビデンス全体像を俯瞰するとき
- 患者から「他の治療法もあると聞いたが、なぜこれなのか」と問われたときに説明の準備をするとき