メインコンテンツへスキップ
レッスン 13 / 36|6分で読めます

コンテンツを棚卸しする

画面を描く前に、既存コンテンツの所在、役割、状態を一覧にする。

今日の問い

あなたのプロダクトにある情報を、漏れなく説明できますか。

30秒でつかむ

サイトマップを先に描くと、作り手の記憶にあるページだけが残ります。最初に作るのは画面案ではなく、コンテンツの一覧です。

ページ、文章、画像、通知などを一行ずつ記録します。所在、利用者の用事、管理者、更新状況も添えると、残す、直す、なくすという判断に根拠が生まれます。

30秒図解 · LESSON 13

中心モデル

画面を作る前に、情報を可視化する

内容、所有者、鮮度、利用場面を同じ棚に並べます。

全体像

  • 内容
  • 形式
  • 所有者
  • 更新頻度
  • 利用場面

CLUE · 見抜く手掛かり

重複と欠落が一覧で見えるか

TRAP · ありがちな罠

現在のページ構造を正解にする

コンテンツを棚卸しするの要点を中心モデルで示した図解。

原則

インベントリは存在の記録、監査は質の評価です。この二つを分けて考えると、作業が止まりません。まず何があるかを集め、その後で役立つかを判断します。

対象はURLを持つページだけではありません。確認メール、空の一覧に出る文、PDF、ヘルプ、画像の代替テキストも、利用者が受け取る情報です。一覧から漏れれば、後の設計でも見落とされます。

最初の列は idtitletypelocationuser_taskownerstatusnotes で十分です。idは後のサイトマップやフローから同じ項目を指すための短い識別子にします。statuskeepupdateremoveunknown のいずれかにそろえます。

すべてを一度に調べる必要はありません。主要タスクに関係する範囲を先に棚卸しすると、15分でも判断材料ができます。不明な欄は推測で埋めず、unknownと書きます。不明点が見えること自体が成果です。

SourceARTICLE
Content Inventory and Auditing 101

コンテンツ一覧と品質監査を区別し、名称、URL、所有者、形式、更新日などを記録する考え方を支える。

WebNielsen Norman GroupフレームワークAnna Kaley2020参照日 2026-08-02
nngroup.com/articles/content-audits

良い例と惜しい例

棚卸しの粒度

惜しい例
「記事が約30本ある」とだけ記す。何が重複し、誰が直すのか追えない。
良い例
一項目を一行にし、識別子、利用者の用事、管理者、状態を記す。不明な値も明示する。

AIへの指示例

目的: 予約変更を支える既存コンテンツを一行一項目で棚卸しする
制約: 入力にないページを創作しない。判断できない値はunknownにする。患者情報は扱わない
参照: URL一覧、画面名一覧、通知メールの件名一覧
受入条件: id、title、type、location、user_task、owner、status、notesの8列を持つCSVを返し、idは重複しない

確認問題

セルフチェック

1. 主要タスクに関係する確認メールの管理者が分からないとき、最もよい記録はどれですか。

最終制作へ反映する

PHASE 03ARTIFACT ID · content-inventory

主要タスクのコンテンツ一覧

選んだプロダクトの主要タスクを一つ決め、開始から完了後の通知までに触れるコンテンツをcontent-inventory.csvへ記録する。

Acceptance criteria

  • 一行一項目で、8列すべてに値またはunknownが入っている
  • 主要タスクの入口、操作中、完了後に利用者が受け取る情報を含む

今日のまとめ

  • 棚卸しは、ページだけでなく利用者が受け取る情報を記録する
  • 存在の記録と質の評価を分けると、推測を減らせる
  • 次は、一覧に分類と利用者向けの名前を与える

次のレッスン

分類、ラベル、階層を設計する