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レッスン 14 / 36|6分で読めます

分類、ラベル、階層を設計する

作り手の都合ではなく、利用者が探す言葉とまとまりで情報を組み直す。

今日の問い

初めて来た人は、あなたの分類名から中身を予測できますか。

30秒でつかむ

分類は似た項目をまとめる規則、ラベルはそのまとまりの名前、階層は親子関係です。三つを同時に決めると、社内用語をきれいに並べただけの構造になりがちです。

まず前回の棚卸し項目を、利用者の用事でまとめます。次に中身を予測できる名前を付け、最後に必要な深さだけ親子関係を作ります。

30秒図解 · LESSON 14

分岐図

利用者の言葉で、迷わない分類を作る

分類軸、ラベル、階層の深さを別々に検証します。

利用者の目的

  1. 分類軸
  2. 一貫したラベル
  3. 適切な階層
  4. 利用者テスト

CLUE · 見抜く手掛かり

兄弟項目が同じ粒度か

TRAP · ありがちな罠

社内用語をそのまま見出しにする

分類、ラベル、階層を設計するの要点を分岐図で示した図解。

原則

分類の目的は、情報を整頓することではありません。利用者が次に探す場所を予測できることです。担当部署が違っても、同じ用事で使う情報なら近くに置く候補になります。

カードソーティングは、項目名を書いたカードを参加者にまとめてもらう調査法です。分類の正解を多数決で決めるものではありません。どの項目で迷ったか、なぜ一緒にしたかを聞くと、作り手と利用者の考え方の差が見えます。

ラベルには、中にある情報を具体的に予告する語を使います。「サービス」「その他」のような広すぎる語は、押すまで内容が分かりません。「予約の確認と変更」なら、そこでできることを予測できます。

階層を深くすれば整理されて見えますが、利用者が毎回正しい枝を選べるとは限りません。一つの項目が複数の場所に見える設計もあり得ます。ただし正本は一つにし、重複ページを作らずリンクで到達経路を増やします。

content-inventory.csvgrouplabelparent_id の三列を加えましょう。迷った項目は無理に確定せず、notesに迷いの理由を書きます。

SourceARTICLE
Card Sorting: Uncover Users' Mental Models for Better Information Architecture

利用者が項目をまとめる過程から、分類に対する利用者の捉え方を調べる方法と、その限界を支える。

WebNielsen Norman GroupフレームワークSamhita Tankala, Katie Sherwin2024参照日 2026-08-02
nngroup.com/articles/card-sorting-definition

良い例と惜しい例

分類名の決め方

惜しい例
組織図に合わせて「運営部」「CS部」と分ける。初めての利用者には内容が読めない。
良い例
「予約する」「予約を変更する」のように、利用者が達成したい用事でまとめる。

AIへの指示例

目的: content-inventory.csvの項目を、利用者が予約を変更するときの用事で仮分類する
制約: 既存idとstatusを変えない。組織名を分類名にしない。判断が割れる項目は一つに決めつけない
参照: content-inventory.csv、対象利用者のインタビューメモ
受入条件: group、label、parent_id、notesを追記し、各ラベルの根拠を利用者の発言またはタスクで説明する

確認問題

セルフチェック

1. 参加者が『予約確認』を二つのグループの間で何度も動かしました。次の判断として適切なのはどれですか。

最終制作へ反映する

PHASE 03ARTIFACT ID · content-inventory

分類とラベルを加えたコンテンツ一覧

前回の一覧へgroup、label、parent_idを追加し、主要タスクに関わる全項目を仮分類する。迷いはnotesへ残す。

Acceptance criteria

  • 各項目の分類名から中身または利用者の用事を予測できる
  • 迷った項目に、迷いの理由と確認方法が記録されている

今日のまとめ

  • 分類、ラベル、階層は別の判断として扱う
  • 利用者が迷う場所には、改名や複数経路の手掛かりがある
  • 次は、確かめたまとまりをサイト全体の構造へ移す

次のレッスン

サイトマップとナビゲーション