今日の問い
その企画が失敗するとしたら、最初に外れそうな仮定は何ですか。
30秒でつかむ
問題仮説は「きっと困っている」という感想ではありません。誰が、どの状況で、どんな障害に遭い、何が観察できれば誤りと判断するかまで書きます。
そして最初に確かめるのは、成功への影響が大きく、証拠が少ない仮定です。作りやすい機能から着手しないことが、手戻りを減らします。
30秒図解 · LESSON 04
マトリクス
危険な仮定から先に確かめる
影響が大きく、不確実な仮定ほど先に検証します。
低影響高
- QUADRANT 1低影響・既知
- QUADRANT 2高影響・既知
- QUADRANT 3低影響・未知
- QUADRANT 4高影響・未知
CLUE · 見抜く手掛かり
外れたら企画が崩れる仮定はどれか
TRAP · ありがちな罠
簡単に試せる項目から消化する
原則
仮定は大きく、価値、利用、実現、継続に分けられます。
- 価値: その問題は、行動を変えるほど重要か
- 利用: 提案する方法を、実際の状況で使えるか
- 実現: 必要な品質と安全性で提供できるか
- 継続: 運用や事業として続けられるか
候補を並べたら、外れたときの影響と、現在の証拠の弱さを見ます。両方が大きいものが、最も危険な仮定です。
「ユーザーは使いたい」は反証しにくい表現です。たとえば「対象者5人中4人が、直近1か月に同じ問題へ時間を費やしている」のように、観察できる条件へ変えます。この人数と比率は書き方を示す仮の例で、実際の判断基準は問題の頻度、対象範囲、誤判定の影響から決めます。
Lean Startupの考え方では、MVPは小さな完成品ではなく、重要な仮定を確かめる実験です。コードを書く前に、質問、紙の試作、申込ページで確かめられることもあります。
仮定を特定し、最も危険なものを実験で検証することと、MVPを学習の手段として扱う考え方を支える。
良い例と惜しい例
反証できる問題仮説
良い仮説は、外れたときにも学びを残します。数字は真実として置かず、実験前の判断基準として置きます。
AIへの指示例
目的: プロダクトの問題仮説と、最も危険な仮定を特定する
制約: 解決策の魅力で評価せず、価値、利用、実現、継続の仮定を分ける
参照: assumed-user.mdとproblem-hypothesis.md
受入条件: 仮定を最低6件挙げ、影響と証拠の弱さを各3段階で評価し、最優先の1件に反証条件を付ける
確認問題
セルフチェック
1. 最初に検証する仮定として、最も適切なのはどれですか。
最終制作へ反映する
最も危険な仮定と反証条件
falsification-criteria.mdに、価値、利用、実現、継続の仮定を並べ、最優先の一件と見直し条件を書く。
Acceptance criteria
- 最優先の仮定が、影響と証拠の弱さから選ばれている
- 観察結果がどの水準なら仮説を見直すかが明記されている
今日のまとめ
- 問題仮説は、誤りと判断できる形まで具体化する
- 最初に確かめるのは、重大で証拠の弱い仮定
- 次は、要望ではなく実際の状況をインタビューで聞く