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AIとの関わり方は3つある

  • レッスン 1
  • 13分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 自動化・拡張・自律という、AIとの3つの関わり方を区別できる
  • 委任力・記述力・評価力・倫理的責任という4つの力の全体像を説明できる
  • このコースを通して運ぶ題材を、自分の仕事に置き換えて考えられる

AIをすでに毎日使っている人は増えました。それでも、使い方は知っていても、AIとどう働くかを人に説明できる人はまだ少ないのが実情です。

「頼んだことしか返ってこない」「思っていたのと違う答えになる」「どこまで任せていいのか判断がつかない」。こうした戸惑いは、たいていAIの性能の問題ではありません。AIとの関わり方が、まだ自分の中で型になっていないだけです。

このコースでは、AIとの協働を4つの力に分けて、8回で身につけます。委任力・記述力・評価力・倫理的責任の4つです。プロンプトの小技集ではなく、協働そのものの作法を扱います。


AIとの関わり方は3つある

AIに何かを頼む前に、実はもう1つ決めていることがあります。何を、どこまで、どんな形で任せるかという関わり方そのものです。関わり方は大きく3つに分かれます。

AIとの3つの関わり方

01

自動化

求める結果がはっきりしている作業を、指示どおりにやってもらう。議事録の要約や、書式の統一など

02

拡張

答えが1つに決まらない相談を、考えを広げる相手として一緒に進める。企画のたたき台づくりなど

03

自律

判断の基準を先に渡しておき、一定の範囲は任せきる。問い合わせメールの一次仕分けと下書き作成など

3つに優劣はありません。1つの仕事の中で、要約は自動化、企画は拡張、といったように混ぜて使うのが普通です。多くの人はまず自動化から入りますが、拡張と自律のほうが、AIならではの力を引き出しやすい関わり方だと言われています。

このコースで扱うオンボーディングガイド作りも、1つの関わり方だけでは進みません。業務フロー表を箇条書きに整えるところは自動化、どの順番で説明すれば新人が迷わないかを一緒に考えるところは拡張、そして「よくある質問」を集めて回答の下書きまで作らせるところは、判断の基準を渡した自律に近づきます。同じ仕事の中で、部分ごとに関わり方を切り替えていく、という感覚をこのコースを通じて掴んでください。

補足

この枠組みの出どころ

このコースの枠組みは、Rick Dakan・Joseph Feller と Anthropic が開発した AI Fluency Framework(4D)をもとに、AMPL が独自に書き起こしたものです。用語(委任力・記述力・評価力・倫理的責任、自動化・拡張・自律)は同じものを使いますが、例と演習はすべてAMPLで作っています。


4つの力の地図

関わり方を選んだあとに要るのが、4つの力です。今回は全体の地図だけ示し、詳しくは02回目以降で1つずつ深く扱います。

01

委任力

何を自分がやり、何をAIに任せるかを決める。すべての入口

02

記述力

何を、どう作ってほしいかを伝える

03

評価力

出てきたものと、そこに至る進め方を見る

04

倫理的責任

AIとの関わり全体に、責任を持って説明できる状態を保つ

4つの力の位置づけ

記述力と評価力は、伝える→見る→直すの往復で動く対の力です。委任力はAIに触れる前段の判断で、倫理的責任は他の3つすべてを包む軸になります。図にすると、委任力が入口、記述力と評価力がループ、倫理的責任が全体を覆う枠、という形です。


このコースで運ぶ1つの題材

考え方だけを聞いても、実際に手を動かさなければ身につきません。このコースでは02回目から07回目まで、1つの題材を通して使います。

題材は、部署に新しく入ったメンバーのために、仕事の進め方をまとめた案内資料(オンボーディングガイド)を作るという仕事です。新しい人が入るたびに同じ説明を口頭で繰り返している、資料はあるが更新が追いついていない、といった状況は、職種を問わずよくあります。

このコースを読みながら、頭の中では自分の仕事にある似た仕事に置き換えて考えてみてください。案内資料でなくても、手順書、チェックリスト、週次の報告フォーマットなど、繰り返し使うものを1つ作る仕事であれば、同じ形で当てはめられます。

オンボーディングガイド作りを題材に選んだ理由は、職種を問わず似た構造の仕事があるからです。誰かに何かを説明する必要があり、その説明を口頭で繰り返す代わりに1つの形にまとめたい、という場面は、営業・企画・バックオフィス・研究の現場を問わず起きます。委任力・記述力・評価力・倫理的責任の4つは、資料づくりに限らず、こうした「まとめる仕事」全般に効く力です。


やってみよう

演習1:自分の題材に置き換える

このコースの題材(オンボーディングガイド作り)を、自分の仕事にある似た仕事に置き換えてください。次の3点を、自分の言葉で書き出してみます。

  • 何を作るか(資料か、手順か、テンプレートか)
  • 誰のためのものか
  • なぜ今、それが必要になっているか

演習2:3つの関わり方に仕分ける

最近AIに頼んだ、または頼もうか迷った作業を3つ思い出してください。それぞれが自動化・拡張・自律のどれに近いかを考え、理由も一言添えてみます。1つも思い当たらない場合は、これから頼みたい作業を想像して構いません。


今日のまとめ

3行で振り返ります。

  • AIとの関わり方には自動化・拡張・自律の3つがあり、優劣ではなく組み合わせて使う
  • 4つの力(委任力・記述力・評価力・倫理的責任)が、AIとの協働の土台になる
  • このコースは1つの題材(オンボーディングガイド作り)を、02回目から07回目まで通して運ぶ

次のレッスンでは、4つの力の1つ目、委任力を詳しく見ていきます。何を自分がやり、何をAIに任せるかという、最初の判断です。

セルフチェック

1. 本文で紹介した、AIとの3つの関わり方の組み合わせとして正しいものはどれですか。

2. 4つの力のうち、「他の3つすべてを包む軸」として位置づけられているのはどれですか。

3. このコースの進め方として正しい説明はどれですか。

SourceAMPL LEARN
Claude入門

Claudeというツール自体の使い方を先に知りたい人向けの入門コース。このコースは道具の使い方ではなく、AIとの協働の型を扱います

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amplinc.com/learn/claude-101/01-what-is-claude

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