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資料と約束事を、置き場所で分ける

README、CLAUDE.md、data.jsにそれぞれの役割を持たせます。会話の中だけの指示と、次の作業にも渡す情報を整理する回です。

  • レッスン 3 / 10
  • 14分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • README、CLAUDE.md、data.jsの役割を区別できる
  • 配布された架空の6件を作業フォルダへ用意できる
  • 別のセッションへ、ファイルと引き継ぎメモで作業を渡せる

同じ説明を何度も貼っていると、どれが最新の条件だったか分からなくなります。資料の中身、作業の約束、いまだけの依頼は、置き場所を分けます。

この回では、ナレッジデスクの入力を架空の6件に揃えます。表示の実装は次の回です。

会話の続きだけに頼らず、ファイルを読めば作業を再開できる状態を作ります。

情報の置き場所を決める

人が読む使い方、AIへ渡す約束、表示する資料、今日だけの指示を分けます。CLAUDE.mdは権限を強制する設定ファイルではありません。
置き場所書くものナレッジデスクの例
README.md人が読む使い方と説明index.htmlの開き方、架空データであること
CLAUDE.md作業を繰り返すときの約束静的ファイルだけ、変更後の確認方法
data.jsページが表示する入力資料資料の名前、カテゴリ、説明、タグ
BRIEF.md今回完成させる条件検索とカテゴリの受入条件
会話今回の操作と結果の報告「今日は表示だけ」「この検索で0件だった」

CLAUDE.mdは、Claude Codeが読むプロジェクトの指示書です。Anthropicのメモリの説明では、こうした指示は文脈として扱われ、強制的な権限設定とは区別されています。書いた約束を守っているかは、変更後にも確かめます。

この実習では、PC全体に効く個人設定を変更しません。練習用フォルダの中だけに、教材の約束を書きます。

配布データを6件に揃える

スターターZIPをダウンロードして展開します。最初のページを自分で作った人は、展開したフォルダのdata.jsをknowledge-desk-practiceにコピーしてください。既存のindex.htmlはそのまま残します。

スターターから始める場合は、展開したフォルダをCodeで開きます。そこには準備用の資料があり、完成した画面はまだありません。

data.jsはJavaScriptの形式で書いた資料です。中身は次の6件です。個人名や実在する会社の情報は入っていません。

資料の名前カテゴリ
会議の準備と議事録仕事の進め方
週末の振り返り仕事の進め方
新入社員の最初の一週間チーム
引き継ぎのチェックチーム
学習記録の作り方学び
参考資料の整理学び

ファイルの中にあるglobalThis.KNOWLEDGE_RECORDSは、後でページの表示処理からこの資料を受け取るための名前です。すべてを手で書き直さず、まず配布ファイルをそのまま使います。

このフォルダの約束を作る

CodeのモードをManualにし、次の指示を送ります。すでにスターターのREADMEやCLAUDE.mdがある場合は、中身を読み、必要な点だけ補います。

資料を読んで約束を残す
BRIEF.mdとdata.jsを読んでください。
この作業フォルダにREADME.mdとCLAUDE.mdを用意します。既にある場合は中身を読んで、矛盾がないよう必要な点だけ補ってください。
README.mdには、人が読む開き方、架空データの説明、今できること、まだできないことを書いてください。
CLAUDE.mdには、HTML/CSS/JavaScriptの静的ファイルだけを使うこと、index.htmlを直接開くこと、サーバー・ログイン・API・外部通信を追加しないこと、変更後に受入条件を確認することを書いてください。
表示する資料はdata.jsのglobalThis.KNOWLEDGE_RECORDSを使い、別ファイルに複製しないと書いてください。
会話のログや秘密情報は転記しないでください。今日は画面の実装を変更せず、作った文書と読み取った資料件数を報告してください。

READMEの「まだできないこと」が、今の画面に合っているか見ます。検索をまだ実装していないなら、検索できると書いてはいけません。

CLAUDE.mdも読みます。今回の作業で確かめられる約束だけを残し、長い要望は足さないでください。古い条件が残っている場合は、新しい条件と並べず、どちらを使うか決めて直します。

別のセッションへ渡す

セッションは、Codeで進めるひとまとまりの会話です。新しい会話にしたとき、前の会話で何をしたかがすべて同じ形で渡るとは限りません。

残したい情報は、手元のファイルに置きます。自動メモリだけに任せず、次の作業へ渡す短いメモを作ります。

会話を終える前に送る
次の作業へ渡すHANDOFF.mdを、このフォルダに作ってください。
今あるファイル、確認した資料件数、できていること、まだ実装していないこと、次に行う最小の作業を短く書いてください。
確認していない点は確認済みにせず、会話全文は転記しないでください。

余裕があれば、同じフォルダを選んで新しいセッションを開きます。CLAUDE.md、README.md、BRIEF.md、HANDOFF.mdを読み、まだファイルを変えずに現在地を説明してもらってください。説明が実際のファイルと合うか、自分で見ます。

AIが何を覚えているかだけに頼らず、必要な情報を読み直せるように整えると、作業を再開しやすくなります。

この回の合格条件

  • data.jsに、表と一致する架空の6件がある。
  • README、CLAUDE.md、BRIEF.mdが、それぞれの役割を持っている。
  • READMEとHANDOFFに、未実装の検索やカテゴリを完成済みと書いていない。
  • 新しいセッションへ、読むファイルと次の作業を指定できる。

つまずいたとき

起きたこと確かめること直す依頼
別の資料が使われる表示データの保存先「data.jsを入力の正本にして、複製を作らないで」
約束が守られないCLAUDE.mdの保存先、矛盾、実際の差分「このフォルダのCLAUDE.mdを読み、変更との違いを報告して」
再開後、完成した扱いになるREADMEとHANDOFFの未確認欄「未実装と未確認を分けて書き直して」

ファイル名を指定することも、文脈を渡す方法です。まず、今回の作業に必要な資料だけを読ませます。

今日のまとめ

  • 入力資料、人向けの説明、AIへの約束を分けて置きました。
  • 架空の6件を、data.jsの一か所に揃えました。
  • 次の会話へ渡すメモに、未実装と未確認も残しました。

次は表示、検索、カテゴリの順に作る回です。各段階で、依頼書の条件を確かめます。

セルフチェック

1. 表示する資料の名前、カテゴリ、タグを置くファイルはどれですか。

2. CLAUDE.mdの性質として適切なのはどれですか。

参考・出典

操作説明の確認日: 2026年10月10日。ファイル構成と引き継ぎメモは、この実習の制作手順です。

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