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分担と費用を、先に決める

一人の作業が安定してから、調査やレビューを分担する。担当ファイル、報告形式、停止条件と利用量を決めます。

  • レッスン 8 / 10
  • 20分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 分担する仕事と、順番に進める仕事を区別できる
  • 担当ファイルと報告形式を指定して衝突を減らせる
  • サブスクリプションの利用枠とAPI課金を区別し、停止条件を決められる

検索とカテゴリが動いたら、別の視点でも確認したくなります。たとえば、読みやすさ、検索条件、公開するファイルは、分担して確認できます。

ただし、同じファイルを複数の担当が同時に直すと、変更がぶつかります。エージェントを増やす前に、何を誰に任せるかを決めます。

この回では、まず読取りだけのレビューを分担します。並列実装は、自分の作業と確認が安定してから試す発展課題です。

役割を分け、結果をまとめてから編集します。担当の人数は、この実習での例です。

分け方:独立して調べられることを任せる

担当読む対象報告してほしいこと
検索の確認domain.js、data.js、tests入力と期待値の不足、再現できる不具合
画面の確認index.html、styles.css、app.jsキーボード、狭い画面、0件表示での問題
公開前の確認配布予定のファイル一覧練習データ以外の混入、不要なファイル

報告は「問題、再現条件、該当ファイル、直す理由」の形に揃えます。「もっときれいに」という指摘だけでは、変更する内容を決められません。

ナレッジデスクを読取りだけでレビューしてください。
可能なら独立した担当に、検索、画面、公開範囲の確認を分けます。
ファイルを編集せず、新しい機能も提案しないでください。

各指摘は、問題、再現条件、該当ファイル、直す理由を示してください。
実際に動かしていない確認は、そのことを明記してください。
取りまとめ役は重複をまとめ、先に直す問題と保留する提案を分けます。
費用や利用量が増える構成を起動する前に、担当数と理由を説明してください。

Subagentsは、別の文脈で狭い調査を任せる選択肢です。Agent Teamsは担当同士の連絡を含む構成です。利用できる機能と条件は、現在のバージョンの公式資料で確認します。今回のレビューに大規模なチーム構成は必須ではありません。

編集:同じファイルは一人に任せる

レビューが終わったら、修正を一つずつ進めます。「検索の条件を直す」は domain.js とそのテスト、「余白を直す」は styles.css が中心です。共通部分への変更が必要なら、先に担当同士で調整します。

別のセッションで実装する場合、Gitのworktreeで作業フォルダを分けられます。ただし、フォルダを分けても最終的には変更を統合します。共有データや仕様が食い違わないか、統合後のテストが必要です。

費用:支払いの経路を先に確認する

Claudeのサブスクリプションで使う利用枠と、ConsoleのAPI従量課金は別です。追加利用、企業契約、外部クラウド経由など、課金経路によって確認する画面も変わります。利用枠の残りと、追加課金が有効かを自分のアカウントで確認します。

Terminalの /usage は、セッションのコスト、プランの利用枠、活動の統計を確認する画面です。現在の /cost と /stats は、このコマンドの別名です。APIのセッションコストは推計であり、サブスクリプションの利用枠や請求額とは分けて読みます。請求はConsoleなど、自分の支払いの経路に対応する画面で確認してください。表示内容は利用形態と版によって異なります。

APIで非対話実行する場合には、対応する --max-budget-usd などの実行単位の制約を確認できます。契約全体の請求上限を保証するものとして扱わず、Consoleの設定、他の実行、並列担当の費用も別に確認します。

停止条件:終わる条件と、止まる条件を分ける

作業前に、次のメモを自分の値で埋めます。分数や金額を指定しただけで、全実行が技術的に止まるとは限りません。設定で制限できることと、自分が途中で確認することを分けます。

今日の目的: 検索・画面・公開範囲のレビューを一度行う
担当: 取りまとめ1、読取りレビューは必要な範囲だけ
終わる条件: 再現できる指摘と未確認事項がまとまった
止まる条件: 同じ原因の修正が2回失敗、範囲外の操作が必要、
           自分で決めた利用量や時間の目安に達した
途中確認: [自分が確認する時刻または区切り]
追加課金: [有効か無効か、確認した画面]

会話の文脈が長くなる、全テストを何度も走らせる、同じ資料を各担当が読む。このような使い方では消費が増えます。関係するファイルを絞り、独立した仕事だけを分け、報告を短くまとめます。

完成条件:分担の効果を説明できる

  • 各担当の範囲と、編集してよいファイルが決まっている。
  • 指摘に再現条件があり、未確認と実行済みが分かれている。
  • 自分の支払いの経路と、利用量を確認する場所が分かる。
  • 追加の担当を増やす前に、得たい成果と停止条件を説明できる。

今日のまとめ

  • 独立した調査は分担し、依存する変更は順番に進めます。
  • ファイルの所有者と報告形式を決め、統合後に確かめます。
  • 利用枠とAPI課金を分け、費用と停止条件を確認します。

次は差分を読み、公開の準備をするへ進みます。並列実装の詳しい手順はworktreeの講座で学べます。

参考・出典

セルフチェック

1. 分担するとき、先に決めるものは?

2. サブスクリプションの利用枠とAPI課金の関係は?

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