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提案書の骨子を作る

  • レッスン 5
  • 11分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • ヒアリングメモから、課題・解決策・効果・進め方・費用の骨子と各スライドの要点を下書きできる
  • 効果を誇張させず、相手が使った言葉をそのまま生かした言い回しに直せる
  • 想定される質問への補足スライドを、同じ会話の中で続けて用意できる

商談やヒアリングを終えたあと、提案書を一から組み立てる作業は毎回時間がかかります。課題を整理し、解決策を並べ、効果を言葉にし、進め方と費用まで書いて、ようやくスライドに落とし込む。ヒアリングメモを見返しながら同じ順番で構成を考える作業を、何度も繰り返している人は多いはずです。

このレシピでは、ヒアリングメモを渡すだけで、課題・解決策・効果・進め方・費用の5項目に沿った骨子と、各スライドの要点をまとめて下書きしてもらいます。仕上げにPowerPointファイルとして出力するところまで一度に頼みます。

使う機能

ヒアリングメモの添付。骨子ができたあとのPowerPoint(.pptx)ファイルの作成

用意するもの

ヒアリングメモ(相手の課題・要望・予算感などのメモ)。自社の商品・サービスの概要が分かる資料があればなおよい

やってみる時間の目安

骨子が手元に出るまで10分

このレシピで使うもの

1. 頼み方

ヒアリングメモを添付するか貼り付けたうえで、続けて次のプロンプトを送ってください。

自分の仕事に置き換えるテンプレート
以下は〔相手の会社名〕へのご提案に向けたヒアリングメモです。

このメモをもとに、次の5項目で提案書の骨子を作ってください。

課題/解決策/効果/進め方/費用

各項目について、スライド1枚分の見出しと、そこに入れる要点を3つ程度挙げてください。

次の2点を必ず守ってください。
1. 効果の項目は、メモに書かれている内容や一般的に妥当な範囲を超えて誇張しない
2. 課題と効果の表現は、できるだけメモの中で相手が使っていた言葉をそのまま使う

骨子ができたら、そのままPowerPointファイル(.pptx)として出力してください。

〔ここにヒアリングメモを貼る、または添付する〕

「効果を誇張しない」「相手の言葉を使う」の2点を最初から指示に入れておくと、あとの手直しがかなり減ります。

2. 渡すもの

このレシピに渡すのは、次のようなものです。

  • ヒアリングメモ(相手が話した課題・要望・予算感・時期などのメモ)
  • 自社の商品・サービスの概要資料(あれば。無ければメモの内容だけでも骨子は作れます)

渡さないほうがよいものもあります。相手側の担当者個人が特定できる情報や、まだ公表されていない相手企業の数字は、骨子作りには不要です。社内の価格表や値引きの下限も、そのままの形で渡さないでください。価格の扱いは5節で詳しく扱います。

3. 返ってくるもの

これは架空の例です。実際の企業名ではありません。

  • 課題: 「請求書の処理に毎月40時間かかっている」(メモの言葉のまま)
  • 解決策: 請求書処理を自動化するツールの導入
  • 効果: 処理にかかる時間の削減、入力ミスの発生を減らせる見込み(具体的な数字はここでは書かない)
  • 進め方: 初期設定1か月、試験運用1か月、その後本稼働
  • 費用: 基本プランの利用料と初期設定費用(金額は自社の価格表を参照)

たとえば「課題」の項目なら、見出し案と要点は次のような形で返ってきます。

  • 見出し案: 「請求書処理に月40時間、経理担当の負担」
  • 要点1: 請求書の処理に毎月40時間かかっている
  • 要点2: 入力ミスの確認にも別に時間がかかっている
  • 要点3: 繁忙期は他の業務にしわ寄せが出ている

課題以外の4項目にも、同じ形で見出し案と要点3つ程度が添えられます。

そのままPowerPointファイルとして受け取れます。無料・Pro・Maxプランでは、設定の「Capabilities」から「コード実行とファイル作成」を一度オンにする必要があります。Team・Enterpriseプランは既定でオンです。作り方の詳細はアーティファクト:会話から使えるものを作るで扱っています。

4. 続けて頼むこと

骨子ができたら、同じ会話のまま続けて頼めることが2つあります。

同じチャットに続けて送る
課題と効果の項目を見直して。ヒアリングメモの中で相手が実際に
使っていた言い回しがあれば、それをできるだけそのまま使う形に
書き直して。メモにない表現に言い換えないで。
同じチャットに続けて送る
この提案に対して相手から出そうな質問を3つ想定して、それぞれに
答える補足スライドの見出しと要点を作って。価格の質問が出た場合は、
具体的な金額は書かずに『価格は別紙でご案内』とだけ入れて。

相手の言葉への言い換えは、メモを読み返しながら一件ずつ確認してください。補足スライドは、価格の具体額をこの場で確定させないための頼み方にしてあります。

5. うまくいかないとき

効果を盛らせない

AIは説得力を出そうとして、効果の表現を強めがちです。ヒアリングメモに書かれていない数字を作ってしまったり、「劇的に」「大幅に」といった抽象的な誇張語を足してしまったりします。骨子を受け取ったら、効果の項目に出てくる数字と言い切りの強さを、メモの内容と1件ずつ照らし合わせてください。根拠のない数字は、自分で確認できる範囲まで弱めるか、削ります。

相手の言葉を使う

Claudeの初期の言い回しは、汎用的な表現に寄りがちです。相手の業界やヒアリングメモの中に、相手自身が使っていた言葉があるなら、それをそのまま拾わせたほうが、提案書を読んだときの伝わり方が変わります。骨子が一般的な言葉で書かれていると感じたら、4節のプロンプトのように「メモの言葉のまま使って」と頼み直します。

社内の価格表の渡し方

社内の価格表や値引きの下限をそのままチャットに貼ると、その内容がそのまま会話の中に残ります。骨子作りに必要なのは、提示できる価格帯や標準プランの名前程度で、原価や値引きの下限までは要りません。価格表を渡す必要がある場合は、提示してよい範囲だけを抜き出した別紙を作ってから渡してください。

機能を学ぶ

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