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動かして学べる図解を作る

  • レッスン 23
  • 12分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 複利や需要と供給といった一般的な題材を、スライダーやボタンで動かせる図解としてアーティファクトに作らせられる
  • 図解の計算結果を自分で確かめたうえで、公開範囲を決めて配布できる
  • 理解度チェックを足す、見た目を整えるといった仕上げを、同じ会話の中で続けて頼める

研修や授業で複利の増え方や需要と供給の関係を説明するとき、止まった1枚のグラフだけでは、数字を変えたときに何がどう動くかが伝わりにくいことがあります。

受講者が自分でスライダーを動かし、数字と図がその場で変わるのを見られれば、説明にかける時間を減らしても理解は深まります。

このレシピでは、複利や需要と供給、平均と外れ値といった一般的なテーマを題材に、動かして仕組みが分かる図解をアーティファクトとして作ってもらう頼み方を紹介します。

使う機能

アーティファクト(動く図解)。人に渡すときは公開または共有の設定も使う

用意するもの

説明したいテーマ、対象者のレベル、動かしたい数値の候補(あれば)

やってみる時間の目安

5分

このレシピで使うもの

1. 頼み方

そのまま使えるプロンプトです。〔 〕の部分を、自分が説明したいテーマに置き換えてください。

自分のテーマに置き換えるテンプレート
〔テーマ、例:複利で資産が増える仕組み〕を、動かしながら
仕組みがわかる図解にしてください。

対象は〔読み手、例:入社したばかりの新入社員〕です。

次の条件で作ってください。
1. スライダーかボタンで〔動かしたい数値、例:年利率と
   積み立てる年数〕を変えられるようにする
2. 数値を動かすと、グラフか図がその場で変わる
3. 図の下か横に、いま何が起きているかを短い文章で説明する
4. 専門用語を使うときは、対象者にもわかる言葉で言い換える

まずは1つのテーマだけで、実際に動くものを見せてください。

対象者の説明は、学年や研修の回数、これまでそのテーマに触れたことがあるかまで具体的に書くほど、言葉づかいと説明の厚みが的確に調整されます。同じ複利というテーマでも、初めて数式に触れる生徒向けと、すでに計算式は知っている社会人向けとでは、添える説明の量を変えたほうが伝わります。

2. 渡すもの

渡すのは、説明したいテーマ、対象者の前提知識のレベル、動かしたい数値の候補です。前提知識のレベルは、「小学生」「数式にまだ慣れていない高校生」「実務経験のある社会人」のように、学年や経験の段階で示すと伝わります。すでに使っている静止画のグラフや配布資料があれば、それも添付すると、同じ数字の並びで作り直してもらえます。

同じテーマを学期や研修の回ごとに繰り返し教えるなら、プロジェクトにそのテーマ専用のフォルダを作っておくと、次の回も同じ数値の並びから作り直せます。

注意

受講者の氏名・成績・機密の数字は渡さない

受講者の氏名や成績、社内限定の実際の売上・原価といった数字は、図解を作らせる材料に含めないでください。図解に使う数値は、説明のための架空の例で十分です。実データを使いたい場合は、公開前に自分で差し替えます。

3. 返ってくるもの

返ってくるのは、チャットの返信とは別の場所に開く、動く図解です。スライダーやボタンを動かすと、グラフや数字がその場で変わり、その下に短い説明文が添えられます。

架空の例で示すと、複利をテーマにした場合、次のようなものが返ってきます。

  • 「年利率」と「積み立てる年数」の2つのスライダー
  • スライダーを動かすたびに変わる、資産の増え方を示す折れ線グラフ
  • グラフの下に「年利率を1%上げると、20年後の金額はこれだけ増えます」といった短い説明

これはあくまで架空の例です。実際の数値や説明文は、渡したテーマと条件によって変わります。グラフの下に添えられる短い説明文は、授業の中で「スライダーを動かしたら、この説明を読んでみましょう」と声をかける手がかりにもなります。

この図解は、作った直後は自分にしか見えません。 人に見せるには、公開か共有かを自分で選ぶ必要があります。

4. 続けて頼むこと

動く図解ができたら、同じ会話のまま続けて2つのことを頼めます。

同じチャットに続けて送る
この図解の下に、スライダーを動かして気づいたことを確認する
選択式の問題を3問追加してください。選んだ答えが合っているかを
表示し、なぜそうなるかも一言添えてください。
同じチャットに続けて送る
文字を大きくして、スマートフォンの画面でも数字とスライダーが
重ならないように整えてください。配色は落ち着いた2色に
絞ってください。

1つ目は理解度チェックを足す頼み方、2つ目は見た目を整える頼み方です。どちらも元の図解を壊さず、同じ会話の中で少しずつ育てていけます。

その場でやり取りしながら操作させる授業なら選択式の問題を足しておくと、操作の後にすぐ振り返りができます。教員が投影して見せるだけの授業なら、見た目を整えるほうが効きます。

5. うまくいかないとき

計算そのものを自分で確かめる

動く図解は、裏側でClaudeが書いた計算式で動いています。複利の計算式を取り違えていたり、平均と外れ値のようなテーマで用語の使い方がずれていたりすることがあります。人に見せる前に、答えが分かっている数値を1つスライダーに入れて、表示された結果が合っているかを自分で確かめてください。すでに使っている静止画のグラフがあるなら、同じ入力値でその数値と照らし合わせるのが、いちばん早い確かめ方です。

公開範囲を決めてから渡す

人に見せるには、公開か共有かを選び、自分だけ・リンクを持つ人全員・招待した人だけ、のどこまで見えるようにするかを決める必要があります。クラス全員に配るだけなら「リンクを持つ人全員」で足りることが多いですが、架空の例のつもりで作った図解でも、社内限定の数字や実在の受講者の成績をそのまま使っていないか、公開する前にもう一度確認してください。授業や研修が終わったら、公開範囲を自分だけに戻しておくと安心です。

スマートフォンでの見え方を確認する

研修の場でリンクを配る、あるいはメールで送るときは、自分のスマートフォンで一度開いてみてください。スライダーが小さくて操作しづらかったり、グラフと説明文が重なって見えたりすることがあります。教室のプロジェクターに映して自分だけが操作する場合と、受講者それぞれの端末で操作させる場合とでは、見え方も操作のしやすさも変わります。受講者に操作させる授業では、事前に1台の端末で試し、指で触れてもスライダーがずれずに動くかを確かめてください。気になる箇所があれば、4節の頼み方でそのまま直せます。

機能を学ぶ

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アーティファクト:会話から使えるものを作る

claude-101 06 会話の中でアーティファクトを作り、公開・共有する基本の仕組み

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amplinc.com/learn/claude-101/06-artifacts
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よりよい結果を引き出す頼み方

claude-101 03 目的・読み手・形式を伝えて、頼み方を具体的にする型

次のレッスン
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