1本の記事を書き終えたあと、同じ内容をSNS向けに短くまとめ直し、メルマガ向けには前後の文脈を足し、社内向けには結論から書き直す。媒体の数だけ同じ作業を繰り返している人は多いはずです。
このレシピでは、元になる記事をClaudeに渡し、媒体ごとの下書きと文字数の目安を一度に用意してもらう頼み方を紹介します。書き方の決まりを先にプロジェクトかスキルへ置いておけば、次からは記事を渡すだけで済みます。
元の記事の添付、書き方の決まりをプロジェクトの指示欄に登録、繰り返す手順をスキルとして保存
元になる記事や資料の全文、媒体ごとの言葉づかいや文字数の決まり(あれば)
10分
1. 頼み方
元の記事を渡して、次のように頼みます。〔 〕の部分は自分の媒体に置き換えてください。
次の記事を、下の3つの媒体向けの下書きに作り分けてください。
1. 〔SNSアカウント名〕向けの短文(要点を1つに絞る、絵文字は使わない)
2. 社内メルマガ向け(背景と参考リンクを添える)
3. 社内周知向け(結論から書く)
それぞれの文字数の目安も添えてください。
数字・固有名詞・発言の引用は、元の記事から変更しないでください。
〔ここに元の記事を貼り付ける、または添付する〕3媒体を一度に指定しておくと、1つずつ聞き直す手間が減ります。〔SNSアカウント名〕には、投稿先の媒体名(Xやnoteなど)を書くだけでも伝わります。文字数の上限が決まっている媒体なら、その数字も一緒に書き添えてください。
2. 渡すもの
渡すのは、元になる記事や資料の全文です。ファイルとして添付してもよいですし、本文をそのまま貼り付けても構いません。添付の仕方は、最初の会話で扱った操作と同じです。
要約せず、見出しや小見出しも含めて全文を渡してください。 渡す前に自分で要約すると、そこで削れた数字や言い回しが下書きに反映されず、あとで元記事と照合する手間がかえって増えます。長い記事でも、削らずにそのまま渡すほうが結果的に早く済みます。
社内での言葉づかいや、媒体ごとの文字数・表記の決まりがあるなら、プロジェクトの指示欄にまとめて登録しておくと、次からは記事を渡すだけで同じ決まりが適用されます。同じ作り分けを繰り返すなら、スキルとして手順を保存しておく方法もあります。手順とルールを一度覚えさせておけば、そのつど書き直す必要がなくなります。
未発表の数字や、公開前の提携先の名前は渡さないでください。 下書きの段階で情報が広く共有され、意図しない形で外に出るおそれがあります。社外に出してよいと決まっている記事だけを渡します。
3. 返ってくるもの
戻ってくるのは、媒体ごとの下書きと、それぞれの文字数です。文字数を添えるのは、貼り付け先の上限に収まるかをその場で判断するためです。架空の例で示すと、次のような形になります。
SNS短文(架空の例、34字)
新しい申込みフォームを公開しました。手続きが3ステップで完了します。
社内メルマガ(架空の例、抜粋)
今週、申込みフォームを刷新しました。背景には、これまで入力項目が多く途中で離脱する声が多かったという課題があります。
社内周知(架空の例、抜粋)
結論:申込みフォームを本日刷新しました。旧フォームは来月末に廃止します。
これはあくまで架空の例です。実際の下書きは、渡した記事の内容と決まりに応じて変わります。
4. 続けて頼むこと
下書きができたら、同じ会話のまま続けて頼めることが2つあります。
見出し案は、そのまま使うのではなく選ぶための材料として出させます。読み手を変えた版は、同じ内容でも前提知識の量で伝わり方が変わる箇所を見つける手がかりになります。同じ会話の中で続けて頼めば、最初に渡した記事の内容を踏まえたまま書き直してくれるので、記事を貼り直す必要はありません。
5. うまくいかないとき
文字数と媒体の規約は自分で確認する
媒体ごとの文字数上限や表記の規約は変わることがあります。守ってほしい上限があるなら、頼むときの文章に数字で書いて渡してください。出てきた下書きの文字数も、貼り付ける前に自分で数え直します。英数字と漢字が混ざる文章では数え方によって結果がずれることがあるため、投稿先の入力画面や文字数カウント機能で最終確認してから貼り付けます。
数字や固有名詞の書き換えに注意する
短くまとめる過程で、数字が丸められたり、社名や役職名の表記がゆれたりすることがあります。たとえば、正式な役職名が略された肩書きに変わったり、日付が「今月」のように曖昧な言い回しに置き換わったりします。**元記事の数字・固有名詞・引用は、下書きと1つずつ照合してください。**特にSNS向けの短文は削る量が多く、変化が起きやすい箇所です。
媒体をまたぐとトーンがぶれる
同じ内容でも、SNS向けはくだけた調子になりやすく、社内周知向けは硬くなりすぎることがあります。想定読者と語調を頼む文章の中で具体的に指定したうえで、出てきた下書きを声に出して読み、媒体に合っているかを確認します。「社内向けは丁寧だが堅苦しくしすぎない」のように、避けたい方向まで伝えておくと、書き直しを頼む回数が減ります。