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求人票を書き、言葉の偏りを点検する

  • レッスン 14
  • 10分

このレッスンで

終わる頃には、次ができるようになります

  • 職務内容メモを渡し、求人票の下書きと、偏り・曖昧さ・誇張の点検表を一緒に作れる
  • 年齢・性別など法令に関わる表現は、Claudeに結論を出させず人事・法務の確認に回せる
  • 媒体別の短い版や面接で聞く質問案など、求人票づくりの続きを頼める

求人票は、書き手の癖がそのまま出ます。長年同じ書式を使い回していると、必須条件がいつの間にか実際の業務より厳しくなっていたり、特定の層を暗に想定した言い回しが残っていたりします。書いている本人は、なかなか気づけません。

このレシピでは、職務内容メモをClaudeに渡し、求人票の下書きと、偏った表現・曖昧な要件・盛りすぎの点検表を一度に作ってもらう頼み方を紹介します。

使う機能

ファイル添付。職務内容メモ(募集背景・仕事内容・条件)をそのまま貼り付けるか、ファイルとして渡す

用意するもの

職務内容メモ(募集背景・仕事内容・必須条件・歓迎条件・勤務条件)。既存の求人票があれば、それも渡してよい

やってみる時間の目安

10分

このレシピで使うもの

1. 頼み方

そのまま使えるプロンプトです。〔 〕の部分を自分の求人に置き換えて、この後に職務内容メモを貼り付けてください。

自分の仕事に置き換えるテンプレート
以下は〔職種名〕の求人票を作るための職務内容メモです。

これをもとに、次の2つを作ってください。

1. 求人票の下書き(募集背景/仕事内容/必須条件/歓迎条件/勤務条件の見出しで)
2. 偏った表現・曖昧な要件・盛りすぎの点検表(該当箇所/指摘の種類/理由の3列)

点検表では、次の観点を確認してください。
・年齢、性別、国籍などを暗に絞り込む表現がないか(該当があれば指摘するだけにとどめ、載せてよいかどうかの判断はしない)
・「コミュニケーション能力必須」のように、具体的な業務内容を伴わない曖昧な要件がないか
・渡した職務内容メモに書かれていない、実態より良く見せる表現がないか

〔ここに職務内容メモを貼る〕

点検表の観点を先にこちらで指定しているのには理由があります。5節で触れます。

2. 渡すもの

このレシピに渡すのは、次のようなものです。

  • 募集背景(なぜ今この人を採るか)
  • 仕事内容と必須条件・歓迎条件
  • 勤務条件(勤務地・雇用形態・給与レンジなど)
  • 既存の求人票(あれば、旧版として)

前任者や現メンバー個人の氏名、評価に関わる記述は渡さないでください。 求人票に必要なのは仕事の中身と条件であって、特定の人物についての情報ではありません。給与レンジの内部下限額のように、社外に出す前の交渉材料も、渡す前に外しておきます。

3. 返ってくるもの

戻ってくるのは、求人票の下書きと、その下に続く点検表です。架空の例で示すと、次のような形になります。

求人票の下書き(架空の例、抜粋):

  • 募集背景: 増員のため、経理事務の担当を1名募集します。
  • 仕事内容: 伝票処理、月次決算補助、経費精算の確認。
  • 必須条件: 経理事務の実務経験1年以上。
  • 歓迎条件: 日商簿記3級以上。

点検表(架空の例):

該当箇所指摘の種類理由
「若手が多く活躍しています」年齢を暗に絞り込む表現特定の年齢層を想定させる言い回しになっている。掲載可否は人事・法務に確認
「コミュニケーション能力必須」曖昧な要件どんな場面でどの程度必要かが分からない。具体的な業務内容に言い換えられる
「業界トップクラスの成長環境」盛りすぎ職務内容メモに根拠となる記載がない

これはあくまで架空の例です。実際の下書きと点検の指摘は、渡した職務内容メモの中身に応じて変わります。

4. 続けて頼むこと

下書きと点検表ができたら、同じ会話のまま続けて頼めることが2つあります。

同じチャットに続けて送る
この求人票を、〔求人媒体名〕向けの文字数(〔上限文字数〕字程度)に
収めた短い版にして。必須条件と仕事内容は削らずに、
表現だけ削って短くして。
同じチャットに続けて送る
この求人票の必須条件と歓迎条件をもとに、面接で確認する質問を
5つ作って。経験の有無だけでなく、実際にどう進めたかを
聞ける形にして。

媒体別の短い版は、内容を削るのではなく、削ってよい表現から削る作業です。面接の質問案は、求人票に書いた条件を、実際の面接で確かめる材料に変えるための一手です。

5. うまくいかないとき

年齢・性別に関わる表現は、Claudeに結論を出させない

「若手」「主婦(夫)歓迎」のような表現は、募集の対象を年齢や性別で暗に絞り込んでいないか、人事・法務の確認が必要になることがあります。点検表はこうした表現に気づく手がかりとして使い、載せてよいかどうかの判断そのものは求めないでください。可否を聞くと、もっともらしい理由をつけて答えてしまうことがあります。

実態より良く見せる表現をそのまま出さない

求人票は候補者への最初の説明です。渡した職務内容メモに書かれていない「風通しの良い職場」「急成長中」といった言葉が下書きに混ざっていたら、それは職務内容メモの外から補われたものです。実際の職場と合っているかを、出す前に自分の目で確認します。

点検表の指摘は、そのまま削らず自分で採否を決める

点検表に挙がった項目を全部そのまま削ると、必要な情報まで抜け落ちることがあります。たとえば「コミュニケーション能力必須」を消すのではなく、「電話やメールでの顧客対応を想定した意思疎通ができる」のように、具体的な業務に言い換える判断は人が行います。

機能を学ぶ

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よりよい結果を引き出す頼み方

claude-101 03 目的・読み手・形式・制約を伝えて、下書きと点検表のような2つの出力を一度に頼む型

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最初の会話:話しかけ方と、資料の渡し方

claude-101 02 職務内容メモのようなファイルを渡すときの基本と、出てきた答えを直させる方法

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