ここまでのレッスンで、プロジェクト、アーティファクト、スキル、コネクタ、リサーチという道具を一通り見てきました。ここでは視点を変え、実際の仕事でそれらをどう組み合わせるかを、職種別の一覧で見ていきます。
進捗報告を書く、会議メモを整理する、長い資料を1枚にまとめる。営業でも経理でも研究でも、仕事の中身は違っても、こうした型は驚くほど共通しています。全部を読む必要はありません。自分の職種の欄を開き、今の仕事に近い1本を選んで試す、それだけで十分です。
進捗報告・会議メモ・資料要約など、どの職種でも使える3本
商談準備・提案書の骨子・失注分析の3本
記事の作り分け・アンケート分析・お知らせ文の3本
引き継ぎ資料の読み解き・予実差の説明・社内Q&Aの3本
受け入れガイド・求人票・社内手続き案内の3本
契約書の確認ポイント・新旧対照表の2本
文献レビュー計画・数字の検算・抄録磨きの3本
教材の作り分け・確認テスト・動く図解の3本
院内勉強会・マニュアル改訂・抄読会準備の3本
コード読解・データQ&A・小さな社内ツールの3本
共通(どの職種でも)
- 進捗報告を下書きする:進んだこと・詰まっていること・次の一手を、報告用の型に流し込みます。
- 会議メモから決定事項と宿題を抜き出す:走り書きのメモから、誰が何をいつまでにやるかを拾い出します。
- 長い資料を判断用の1枚にまとめる:何十ページもの資料を、決裁者が読む1枚に絞り込みます。
営業・事業開発
- 商談前のブリーフを作る:相手の会社情報と過去のやり取りを、商談前に読む1枚にまとめます。
- 提案書の骨子を作る:ヒアリング内容から、章立てと骨子案を先に組み立てます。
- 失注の理由を集めて次の打ち手にする:バラバラな失注メモを、傾向と次に試す打ち手に整理します。
マーケティング・広報
- 1本の記事を媒体ごとに作り分ける:同じ内容を、SNS・メルマガ・社内報向けの長さとトーンに書き分けます。
- アンケートの自由記述から傾向をつかむ:大量の自由記述回答を読み込み、出てきた声の傾向を分類します。
- お知らせ文と想定問答を用意する:告知文と、来そうな質問への回答案をセットで作ります。
経理・財務
- 引き継いだスプレッドシートを読み解く:前任者が作った表の構造と数式の意味を読み解きます。
- 予算と実績の差を説明する:数字の差分から、報告に使える説明文の案を作ります。
- 経費のルールを社内Q&Aにする:規程を、社員が読んで分かるQ&A形式に書き直します。
人事・総務
- 新しく来る人の受け入れガイドを作る:初日から最初の1週間の流れを、ガイドの形にまとめます。
- 求人票を書き、言葉の偏りを点検する:求人票の下書きと、特定の層を無意識に遠ざける表現の点検をあわせて頼みます。
- 社内手続きの案内をわかりやすく書き直す:堅い案内文を、読んで分かる言葉に書き直します。
法務・契約
- 契約書の確認ポイントを洗い出す(判断は専門家に):見落としやすい条項を洗い出す下読みとして使います。最終判断は専門家に委ねます。
- 規程改定の新旧対照表を作る:改定前後の条文を並べ、変更点が一目で分かる対照表を作ります。
研究・学術
- 文献レビューの計画を立てる:検索式と絞り込みの方針を、レビューを始める前に整理します。
- 生データから数字を検算する:手元のデータから、論文中の数字を独立に再計算して確かめます。
- 学会抄録を字数に収めて磨く:規定の字数に収めながら、要点が伝わる文章に磨きます。
教育・研修
- 1つの教材を習熟度別に作り分ける:同じ教材を、初級・中級・上級向けの説明の深さに書き分けます。
- 研修資料から確認テストを作る:研修スライドの内容から、理解度を確かめる問題を作ります。
- 動かして学べる図解を作る:読むだけの図ではなく、触って動かしながら理解できる図解を作ります。
医療・介護の現場(患者情報を入れない仕事)
このカテゴリーは、診療の判断そのものには踏み込みません。
注意
患者の氏名・ID・生年月日など特定できる情報は入力しない
このカテゴリーのレシピを試すときは、患者を特定できる情報を、どの場面でも入力しないでください。
- 院内勉強会の資料を作る:勉強会の題材から、発表用のスライド構成案を作ります。
- 院内マニュアルを改訂して周知する:古くなった手順書を最新の運用に合わせて書き直し、周知文もあわせて作ります。
- 抄読会の準備をする:論文の要点整理と、発表用の質疑応答メモを準備します。
開発・データ
- 引き継いだコードを読み解く(Claude Code):ドキュメントの無いコードの構造を、Claude Codeに読み解いてもらいます。
- データへの質問に表とグラフで答える:手元のデータに日本語で質問し、表やグラフの形で答えを受け取ります。
- チームの小さな道具を作る:チーム内だけで使う小さな社内ツールを、必要なときに手早く作ります。
今日のまとめ
3行で振り返ります。
- 職種が違っても、要点整理・下書き作成・表への整理という型は共通している
- 一覧は自分の職種の欄から1本選んで、実際に試すためのカタログである
- 医療・介護のレシピは診療の判断に踏み込まず、患者を特定できる情報は入力しない
続きを試すなら、Claude 職種別ユースケース集を開いて、上の一覧から気になる1本を選んでください。次のレッスンでは、チャット以外でClaudeを使う方法として、Claude Codeやその他の連携を見ていきます。
セルフチェック
1. このレッスンが紹介する29件のレシピに共通する考え方は?
2. 医療・介護の現場向けレシピを試すときに、必ず守ることは?
3. 一覧から自分に合うレシピを見つける、このレッスンで勧められている進め方は?